2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧
漫画家アシスタントの傍らで漫画家デビューを夢見る主人公。描く絵は絶賛されるも自分のオリジナル作品に登場させる突出したキャラクターを創作することができない。デビューできない日々、通りすがり殺人事件に関わった事でこれまでと一遍する。殺人事件と…
ある著者のエッセイ集を読んでいた時【東電OL事件】というフレーズが文章にあり、そこでそのエッセイ集を読み進めるのが止まった。そのフレーズが気になったからだ。読んでいた本を閉じ、ノートパソコンを開き【東電OL事件】を調べた。分かり易く、情報量も…
マイアイテムに入れてから長らく時間が経過して観た。サムネイル画像のインパクト、強い印象が再生ボタンをクリックさせないようにする感じがした。 視聴して直ぐに理解出来たのは自分が勘違いしていたことを正してくれた。 「三島事件」*1と『東大全共闘』*…
パッとしない青年。大学に進学するが友人もおらず、光が当たる陽気なグループに憧れる。誰しもが一目を置く彼とひょんなことがきっかけで交流を深める。そして陽気なグループ、憧れる彼の元に加入できた青年。大学の長い夏休みは、彼と彼の家族が住む豪邸で…
受講1回目のオリエンテーションで実習で使うエプロンの購入紹介があった。(商売は連動されているのは流石だ)当然、介護で使用するものを想定しなければいけない。100円ショップで良いかなとも思ったがそこは大人の対応であるべき。チラシ(エプロン)を見…
真っすぐで誠実な彼は1秒早い人生。人よりも1秒先に動いてしまう。郵便局員に勤めている。恋もする。あまりうまくはいかない。今度は成功させようとデートに向かうが、翌日に起きるとデートの記憶は自分の中から消えている。記憶を辿ることで辿り着く女性の…
応募していた講座(旧ホームヘルパー2級)の受講が開始された。どこで受けるかは支払う金額、通う場所を考慮して絞り込んで行った。予定として計画したものだが、待てない性格と先延ばしにすることは嫌いだ。明確ではないがマイナスに働くと考えた。1番早く…
「あやかし」が見えてしまう苦悩を持つ高校生。「あやかし」を巡り出会う人々の関り、境遇、祓うもの、憑かれるものと交わり自分が持つ特性の意味を理解しいく。思いとは裏腹に「あやかし」が消えることはない。失う現実を初めて受け止めて「あやかし」と対…
19世紀フランス、親友である2人のイギリス騎士。主人公カルージュ(マット=デイモン)は若き美しい妻と結婚する。意図にそぐわない部分が同時に起こり始める。男気を信念とする主人公とは対極に生きる親友ル・グリ(アダム=ドライバー)との間にひずみが生…
原作:貫井徳郎の愚行録を映画で観たのがきっかけだ。BOOKOFFの棚で一冊、同著の小説を見つけた。タイトルは【悪の芽】。内容は想像できないが、映画愚行録に比例するようなイメージを持った。他にも買おうと左手に抱えていた古本二冊を元の棚に戻し【悪の芽…
物語の視点は同棲中の男性。彼が彼女といつもどおり食卓を囲んだ時、バッグから婚姻届けを彼女に向けた。彼女の過去は2つの要因が大きく影響している。現在も、未来にも。彼女の過去を追う彼。未来に進もうとする彼女とお互いの意思が錯乱していく。 「僕た…
マイホーム脇の建築デザイン事務所で仕事をする石川(堤真一)、妻(石田ゆり子)は自宅で校閲の仕事。長男は元サッカー部エースだった高校生、長女は狭き門の高校を志望する受験生。長男がサッカーを諦めることになった事故が発端となり平和な日常は一転し…
知能に優れた少年は奨学金を受ける事が出来、大学へ進学。紳士として学び、3人の親友と青春を共にする。恋する彼女とは結ばれないまま徴兵が開始され戦地へ。戦争が終わり帰還出来たが幸と不幸は当たり前に待っていた。 冒険ファンタジー映画「ロード・オブ…
今週のお題「卒業したいもの」 東京での生活が4年目に差し掛かった。 板橋本町にまた住むことになった僕は独りだ。家賃は6万円、共益費は2千円。駅からは近い。商店街と商店街の間に位置するアパート。大家さんは同じ建物の3階に居をかまえている。1階は家業…
貧しい鍛冶屋に拾われ、育てられた少年ピップ。ある時、突然に遺産を受け取ることを町の弁護士からつたえられる。これまでの人生とは異なり紳士、貴族としての振る舞いを学び、身につけて行く。遺産の提供者を調べてはいけないルールだが、青年と成り知恵も…
超能力と称し、エンタメとして儲ける。それらを暴く大学教授マーガレット(シガニー=ウィーバー)と助手のトム(キリアン=マーフィー)。過去に起きた問題の後、表舞台から姿を見せなかった盲目の男サイモン(ロバート=デ=ニーロ)。選ばれた人間だけが…
今週のお題「小さい春みつけた」 その土地は、そこで営業していたお店は24時間営業のバーミヤンだった。それまで24時間営業の飲食店は多く存在しなかった田舎だ。今も田舎であることに変わりはない。向かい側、同じ敷地の対面には焼き肉店が営業している。こ…
田中(浅野忠信)という男の家族と描く人間ドラマ。元妻とはキャリアを積みたい彼女と子を授かりたいお互いの感情がぶつかり破綻。現在は元妻との子と3カ月に1度面会する。その前妻との繋がりが今の家族へひずみをきたす。田中は長女2人の心に挟まれること…
離島に所在する大邸宅へ共通点がない老若男女が集められた。声掛けは大邸宅に住む夫婦。集う物、皆、面識はない。時間が経つにつれ一人、またひとりと命を奪われていく。大邸宅の部屋には共通する詩が飾られている。その詩をなぞるかのように怪死していく面…
サワという女の職業はホームヘルパー。訪問で通う、ある一家の事情に巻き込まれ一切を失う。サワは生きる、喰う為に後期高齢者への配慮を武器に老人たちを転々としていく。サワと老人達の不器用な生活は遠回りするが、お互いに歩み寄っている。サワの気づき…
主人公は上流から下流に落ちたアビゲイル。侍女として雇われることが叶い宮廷へ辿り着く。宮廷は女王(アン)の采配がすべてだが、側近のサラが女王に取り入り国力を巧みに動かしていた。アビゲイルは苦境を乗り越えてきた知恵を生かし、女王の目に止まり、…
兄姉は医者、自分は売れない小説家。姉の突然の死を迎えると同時に母が認知症を患って行く。兄はゲイで自由奔放。父は既に他界している。過去に執筆した小説が出版社の目に止まり多額の契約金を持ちかけられる。男はその作品に嫌悪感があり著者を偽る。本人…
話すことができない母とそのサポートを担う小さな娘。2人の親子はスコットランドからニュージランラドへピアノと共に移住する。相手の写真1枚で成立したお見合い結婚。新しい夫を受け入れずピアノを教える為に通う原住民と複雑な関係に発展していく。彼女の…
宇宙人と称されるものをXと名付け警戒する日本。既にアメリカではコロナ禍であったような対応をとっていた。日本でもXが身近に潜伏しているという話が現実のものとなった。メディアはXの存在を明らかにする為にやっきになる。主人公は雑誌記者であり契約社員…
「友達になってくれませんか…」ある男は小さく呟いた。 ある男は戸籍上別人だった。ある男は過去を忌まわしく思っていた。 ある男は人生を書き換えたかった。 前半、中盤、後半と綺麗にまとめられた物語だった。ある男を中心に取り巻く家族や関係者がどんど…
ロマンス小説家のロレッタ(サンドラ・ブロック)は考古学者の夫を亡くして5年。書き上げた新作小説の出版イベント「ブックツアー」会場を後に誘拐される。小説のネタでもある考古学の知識がネタとなりお宝を求めるグループに離島へ連れ去られる。誘拐現場を…
若くして成功したカメラマン。多額の負債を背負った過去。事実を正面から受け止められなくなった自分を再起させたのは母とファインダー。 伊吹有喜による同名小説を原作に、「パーフェクトワールド 君といる奇跡」の柴山健次監督が映画化。引用:Google.com …
信じがたいが日本でその法律【プラン75】が可決される日は来てしまうのか。物語は薄暗く始まり不穏で終わる。 独居の老女、プラン75を斡旋する側で働く青年、母国にいる娘の為に働く女性。3人それぞれの視点で描かれている。老女はプラン75の既定に達し悩み…
物語は一人の男の想起。立ち直りを描いている。 男は過去、ゼネコンで勤務し妻と子供を養い円満な日々を送っていたと思っていたが、現実は違い妻とは気持ちが離れ孤独と成る。その後一人の女と関係を持ち奮起する。 主人公の通う職業訓練校の描写はリアルに…
2025年問題*1を背景に団塊の世代が取り巻く何かに向けたアドバイスではないだろうか。 私の父もそのど真ん中であり。俳優、橋爪功さんが演じる役:お父さんの立ち振る舞いそのままの印象を私の父に重ねてみる。この10年から5年程前を線引きしても作品で演じ…