貧しい鍛冶屋に拾われ、育てられた少年ピップ。ある時、突然に遺産を受け取ることを町の弁護士からつたえられる。これまでの人生とは異なり紳士、貴族としての振る舞いを学び、身につけて行く。遺産の提供者を調べてはいけないルールだが、青年と成り知恵もつき、過去の出来事から遺産の提供者を推測していた。だがそれは憶測で終わり青年は自尊心を取り戻していく。
文豪チャールズ・ディケンズの名作を、「フォー・ウェディング」のマイク・ニューウェル監督が映画化。
引用:
【大いなる遺産】の映画化は複数存在するようで今回視聴した作品は2012年製作版。過去90年代に2回程映画化されたものがあるようだ。
物語は分かり易く、少年時代に助けた囚人が恩を返しに……のような展開が予想できる。ただそれでは面白くないので主人公ピップが青年と成り、関係する相関図が入り乱れていく。お約束かもしれないが貧富の差があからさまになり、その葛藤に悩むピップ青年の清い心が綺麗でもある。
後半は前半と違い、前述したように相関図が激しく交錯するので気が抜けない。前半を視聴部分は流し見可能な程度にゆるやかであるが、後半は忙しい。少し頭を整理させないとその時話題にしているのが誰の過去の出来事を語っているのか困惑した。
2012年製作はコチラ↓
90年代に製作された【大いなる遺産】作品は少し内容が異なるようだ。
画家として成功を収めた青年の恋と成長と、彼の人生を変えた3人の男女との交流を描いたドラマ。文豪チャールズ・ディケンズによる同名作の、デイヴィッド・リーン監督版(46)に次ぐ二度目の映画化。
引用:
ストーリーは違うが1997年製作はコチラ↓