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たんたんと進む、それがイイのかも|映画【アメリカン・フィクション】

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 兄姉は医者、自分は売れない小説家。姉の突然の死を迎えると同時に母が認知症を患って行く。兄はゲイで自由奔放。父は既に他界している。過去に執筆した小説が出版社の目に止まり多額の契約金を持ちかけられる。男はその作品に嫌悪感があり著者を偽る。本人の意思とは裏腹に映画化も決まり、文学賞にもノミネートされる。仕事と親族に悩むひとりの黒人男性の物語。

 

風刺に溢れ、見事に倫理観が覆される作品だ。原作は2001年にパーシバル・エベレットが発表した、小説家を主人公にしたメタフィクション形式の「Erasure」。主人公の名を全米図書賞を受賞したラルフ・エリソンから採っていたり、1990年代の米出版界をモデルにするなど、刺激的な仕掛けに満ちた内容のようだ。原作者エベレットは今回、脚本と製作でクレジットされている。

引用:

アメリカン・フィクション : 映画評論・批評 - 映画.com

 

 

moviewalker.jp

 

 強いベッドシーンがない映画を久しぶりに観た。それが強調されなくても最後まで伝わる部分はしっかりと受け止められた。本編、主人公の悩む本質と並走して兄姉、母との親族的問題が巧く描かれている。おざなりになることなくエンディングを迎える。最後、赤いオープンカーで撮影所を走り去る。兄弟がクローズアウトしていくシーンで流れる曲は晴れの日にウィスキーを美味しくさせる音だ。