11頃の待ち合わせ。
お店の選定、場所は委ねられた。
なんとなく今週通りすぎた国道
東側に位置したカフェに入って
みたくなった。
系列店には別の土地で数回利用
済みだ。
既に信頼はあり、味の担保も
とれていた。
土地が変われば働く側の
個性も一色単ではない。
待ち合わせには毎度、
けっこうな余裕を持たせて
来てしまう。
今日はノートパソコンを持参
しようとも考えたが席に
電源タップが用意されているは
不明でありやめておいた。
代わりには読みかけの薄い小説。
適当にタイミングをみて
読みすすめているためか、
内容はうっすらだ。
まだひとりの時間が続くので
コーヒー、アメリカンを飲んだ。
なんだか珈琲に飽きてきている
気がした。
まだ時間に余裕があったので
二杯目はブレンドコーヒーに
しようかと思った。
…舌が嫌な感じがした。
毎日なにかしら
形はどうあれ
水分の大半は
珈琲にしてしまっている。
片目にテーブルによけた
メニューを見ると
【レモンジンジャーモリンガ】
と書かれたホットティーが
あった。
その左に表記された
【アサイーベリー】
が実は先に気になったが
甘いイメージが口に連想させた。
ドライな印象と
モリンガの薫りなどで
気分を変えられると思い
【レモンジンジャーモリンガ】
にした。
モリンガは懐かしの
スーパーフード。
粉末で湯に溶かして
飲んでいたのを思い出した。
口も、
鼻も、
舌も、
楽になった。
あと残り48分。