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自分で決めてきた現実と対比する心【高校生のためのアドラー心理学入門 岸見一郎 訳】

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「そうなんだよな……」

と頷く。

繰り返す納得。

綺麗に読み進められる文章。

書かれていることに続く

「yes」

 

 へそ曲がりか、天邪鬼か読書に時間を割かない過去は外国の物を日本人が訳したような代物たちを色眼鏡でみていた。

「解釈は違っているんじゃないの?」

……とかを思い。

 

 いつの間にか読書が当たり前になって、そんなものはどこかへ消えた。

 

 長く、細々と読んでいた

【高校生のためのアドラー心理学入門 著者:岸見 一郎】

終わりに近づいた。

 そこには高校生、未成年だった頃に知れたら良かったことが沢山書かれていた。理解出来たかどうかは別として。(理解できる人間性が欲しかっただけかもしれない。)

 

 この書籍、後半に【親のせいにしない】という項目がある。そこには……

 

一体、親を責めるのにどれだけ意味があるのでしょうか?親の影響力はたしかに大きかったのです。それでも、親があなたのライフスタイルを作ったのではありません。あなたがそれを選んだのであり、そのことから今のあなたがあるのです。親だけではありません。あらゆる対人関係や、環境、過去のすべては、あなたに影響を与えたかもしれませんが、それらがライフサイクルを決めたわけではありません。

引用:

【高校生のためのアドラー心理学入門

なぜ自分らしく生きられないのか

著者:岸見 一郎】

 

……と書かれていた。

ここを読むまでは私の、自分の親などへの想いを共感してくれているように感じていた。味方は本の中の文章にいたのかと。しかし、この引用部分に差し掛かった時はこれまでを覆された気持ちになった。

 

 改めて正式に

「そうではないんだよ。」

と冷静に伝えられた雰囲気があった。

(可能な限り、自分なりに受け止めたつもりではいる。)

 

 長々と時間を掛けて、少しづつだけ読み進めていた本は共感と慰めで終わりを迎える事はなかった。