今週のお題「名作」
何が狙いであったのか。不明であることは確かだ。「名作」と聞こえた作品。聞こえてきた物を直ぐに手にし観たり、読んだりすることを避ける性格。人が集まる、注目する物をその時、その瞬間に皆と同じように後を追うことが格好悪いと思っていたのが理由だろう。そしてその同じ時には何か別の自分が好むジャンルの掘り出し物を探し楽しみ発見したものが結果、より善ければ自分の中で
「これが名作だろう」
などと心で吠える。
後で理解したことは世に言われる「名作」を観た、読んだ時に感じることはいつも
「すげー」
とか
「面白い」
とか
「はぁー」
と感心している。
だったら何故……早く、先に、人を割いてでも「名作」に手をつけられないのか。
嫌な性格をしていた。過去。
本を読むようになり、積読するようになり、時間があれば本を読むようになったことでなのか、それが「名作」を早めに着手するようになった今があることにつながっているかどうかは定かではない。しかし、今は過去よりも「名作」に反応し反射的に手が出るようになったと自分のことを解釈している。
「名作」に手を出すことが罪のような不思議な感覚は何故生まれたのだろうか。
出来れば持って生まれた物ではないと信じたい。
「名作」も個人の嗜好によるもので左右されるであろうが、私は以下の2つの作品をあげたい。
映画
(製作・監督:スタンリー=キューブリック)
小説