前に進むための場所

過去の掘り起こしを未来に繋げる

積読から逃れることは等しく無理だが、月の内に読み上げる事は不可能ではない筈だ。

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今週のお題「2024年にやりたいこと」

 

カウンター越しにライターが生業の男性客との会話で「…本て読んでられないんですよね~…」と言った私に対しそのライターさんは『本なんて読まなくていいんっすよ…』と呟き返してくれた時から約16年は経過した。当時の私は本は読む事の出来ないジャンルにあった。正確には酒にまつわる本のみしか読む時間が取れなかった、費やす時間を自分で作ろうとも思わなかったという方が間違いない。日々、移り変わり行く酒の新商品、反比例するかのように古くから存在する酒の出来事たちに魅了されてそのことだけで読む時間というのは消費していった。勿論そこに対しての利益は存分にあった。今でも、その界隈から完全に身を引いた今でもオールジャンルとまではいかないが大方対応可能だ。もうそこに利益はついてこないが趣味嗜好としては十分過ぎるかもしれない。現在身を置く周囲にはその過去を知る人は誰一人いないことで気楽さもあるのは誰の為にそうしているか自問自答もあるが、悪い気はしない。時折に知識を振舞えるとすれば姉がお世話になっている方が大の酒好きな為に贈物をその方へする際に発揮できるのは財産かもしれない。相手方からすると私が選んだ酒類は目新しく、舌を驚かせる物があるようだ。それはそれでとても光栄なことだ。

 

東京を離れる事になってからの隙間時間でビジネス書や啓発本のようなものを漁り、その時点では未だ手に取った1冊を集中的に読み終われば次…というようなスタイルを取っていたので1冊を読み終えることは造作もなかったように振り返れる。いつのまにか読む本の、選ぶジャンルが変わっていき金融だったり、税金だったり、英語のテキストだったり、時折…こういったジャンルが何というか定かではないが突然に没頭するジャンルがある。

ノンフィクションだ。そう書いてある。この書籍はサスペンス、ミステリー作品が好きな方には伝わるのではないだろうか。時代だった…と言われればそれまでだが、そんなことが本当に起きるのかとかんぐってしまうぐらい東京とか大都会をどう捉えて良いかわからなくなった本のひとつでもあるし、結局自分が居る場所なんて極小さな一部でありこういった巨大な何かに触れると物の見え方が良くも悪くも変化を与えらる。

 

この辺りから手に取る本に少し流行を取り入れたり、昔は見向きもしなかったメディアが取り上げたりするような本、ランキングで上位に入っている書籍を自ら読むようにもなっていった。コロナ禍に入る前にコロナという状況に入り始め、コロナに対しての海外の著名人が発行したコラム本もそうだ。多くの人がそうだったようにコロナ禍では迷走したというのが本音ではないだろうか。そこで先陣を切って行動を起こし意見を述べられるようなタイプは少数派だと思う。それも分かれ道なのかもしれないが。

 

そして時は急に流れがまた早く成り、いつのまにやら小説やら文学やら詩、散文までもを手に取るようになり終いには文学フリマへ足を運ぶところまで自分は変わって行った。改めて人間とは不思議な物だ。もう既にこの辺りからは1冊の本を読みながら次々と登場する紹介される本に目移りし、抑えているつもりでも手が出てしまい気づけば買ってしまっている状態にある。抑えられるときもあるが駄目な瞬間もある。それを逃がそうと最大限に抑制した結果としてはKindle書籍でダウンロードをしているのだから結果的には同じではないだろうか。自分を擁護するつもりではないが増えていく本の無駄をなくす手段としてはあらゆる場所、自分が足を置く所々へ読みかけを置いておくことで1行でも1ページでもそこへ滞在した際に進める事が可能だ。そうするしかない。隣の部屋の窓際、車中の運転席の下部にあるスペースと…可能な限りそうすることでなんとかクリア出来そうな状態は保てている。ただやはりそこには1冊を読み終えるまでに掛かる時間が日々、延長してしまっていることだ。これを回避すること「手に取った本を、購入した本をひとまずは、その月の内に読み終える」これが2024年念頭に置く事にしようと決めた。そうすることで読書欲もまた駆り立てられるだろうし、回転数もあげられるのではないだろうか。繰り返すが1冊を過去よりも早く完読することが今後の絶対条件だ。そうしなければ自分で感じている宙ぶらりんさも改善することができない。思わなければ行動に発展しないのだから、先ほどだが、このハッと思いつたこの思いつきを今週のお題「2024年にやりたいこと」とさせて頂く。

 

さて次に待ち構えている本は…