前に進むための場所

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逃げていく文章の二人

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円地文子*1

朱を奪うもの

井戸川射子*2

文學会2023年9月号掲載作品

違和感はネガティブな表現になってしまうから違うとして良い意味で読み、噛み、飲み込んでいくことがスムーズではない言葉、字、表現が続きどうにもいつも通りの読書にならない 大抵読み進めている時にそれを書いている方を事前に調べて情報を得てから、書いた方を少し知った上で書かれている文章を読む事を避けているわけではないがしていない 読んでいて何か感じたときに初めて作者を調べたりする 先に名前を上げさせて頂いたお二方は特に何かを狙って手に取った文章ではない

前者はDoodle*3で生誕118年を祝う形で取上げられており、後者は文學会に掲載作品があった

接点もないがたまたまその日にその二人の文書を読んだ

午前中から先に目で追って行ったのは井戸川射子さんの作品、たまに曹禺する読んでも指でなぞっても、あまり前に進めていない状況に陥る文章に出会うことがある 自分が文學を読むことに向いていないとか理解できないのではないかという気持ちにも少しだけなる くやしさもあったりして繰り返し読むが2回くらいでは不思議と自分が納得できない思考に変化したりもする

 

前者に記載した円地さんのは、例えば1冊読み切る前に既に文章が個性的過ぎてなんとも口にできない感情を持ったりする 否定的ではなく強く肯定的である インターネットを使って作者を表示させるとその人の作品における文章の特徴が書かれているがまさにその通りの言葉で書かれていて言いたかったのはそういう感じと率直に首を縦に振ってうなずいてしまったぐらい明確であった わたし自身そう感じた その言葉が思いつかなかっただけだ

 

BARカウンターを挟んで当時はよく会い、散歩し、ファミレスで答えの無いテーマについてよく言葉を交わしたMさんと”読書”について会話していた時、毎回ではないがたまにやって来る、読んでいるのに…いつのまにか頭の中は違うことを考えイメージしていて既に映像が開始されていてその時読んでいる文章はもう目で終えていない瞬間てあるよね…と投げたら「あるね。」と帰って来た 今回はそういう状態ではないに等しいのだが手の甲の内側、掌からスルリと抜け逃げていくようだが海の物のようなぬめりは全くない むしろザラつく感じがする

 

どうしようもないので解決策は繰り返し向き合うしかなく、井戸川射子さんの方の文章については突然に後半から読み始めたり、その前からなぞったり、繰り返し頭から無心で追ったりしたが難しく最後はなんてことないタイトル、題名を改めて口にしてみたら急に少し前の時間よりも早い速度で解釈できたというどうしようもない結果を得た

 

ふいにGoogleChromeにアクセスして知り、手をつけた円地文子さんの文章はたまによくある漫画でもアニメでもドラマでも映画でも…多分、一生いろんな場面で使用され続けるだろう言葉『パンドラの箱を開けてしまった』というような感覚をポジティブに改めて思うことが出来た感想だった 後日、円地文子さんの文章を形容する表現をもう一度読むがやはりそこに共感しているというか、惹かれていると自己判断した

Googleを開くと毎日表示されるDoodle*4

 

稀に訪れる読書が進まなくなった時、文章を追っても呑み込みが浅い時は…

現在活動があまりメディアに露出されないが休暇中であろう山口真由さん*5が提唱していた読書法の”7回読み”はこんな場面で生かされた あまり7回程、繰り返し手に取る本は多くないのは事実だし、正直そこまで出来ない 全てを7回読みしていたら前に進めない時も間違いなく存在してしまうので今日のような自分の度量が足りていない事で発生してしまう読書中に7回を”目指して”読むことで解決出来てしまう現実がある 結果論だが相変わらず知って置いて損するようなことはない

 

 

 

*1:円地 文子は、日本の小説家。本名:圓地 富美。上田万年二女。戯曲から小説に転じ、『ひもじい月日』で文壇に地位を確立。江戸末期の頽廃的な耽美文芸の影響を受け、抑圧された女の業や執念を描いて古典的妖艶美に到達。戦後の女流文壇の第一人者として高く評価された。『源氏物語』の現代語訳でも知られる。芸術院会員。 ウィキペディア

*2:芥川賞の受賞が決まった井戸川射子さんは兵庫県出身の35歳。 大学を卒業後、高校で国語教師を務めるかたわら、詩や小説の執筆活動を始め、2018年に出版した詩集が中原中也賞を受賞したほか、3年前に発表した小説、「ここはとても速い川」が野間文芸新人賞を受賞しています。2023/01/20 Google.com

*3:Google では、祝日や記念日、著名人の生誕祝いなどをお祝いするために、検索窓の上にあるロゴマークをアレンジしたものを「Doodle」と呼んでいます。Doodle は、斬新で楽しく、また時には自由な手法でアレンジされています。google.com bard

*4:Doodle(ドゥードゥル)は、英語で「いたずら書き」を意味する単語です。また、Googleのロゴが記念日などの際に一時的に別のデザインに変わること、またはそのデザインのロゴのことを指すこともあります。
Doodleは、祝日や記念日、有名な画家や先駆者、科学者の生誕などを祝うために、斬新で楽しく、また時には自由な手法でGoogleロゴマークをアレンジしたものです。他のDoodleの意味と区別するため、「Google Doodle」と呼ばれることもあります。Google.com Bard

*5:ハーバード大学ロースクールを卒業した日本人女性弁護士、山口真由さん。2006年に東京大学法学部を首席で卒業し、財務省に入省しました。2008年に退官後は、2015年まで弁護士として法律事務所に勤務しました。現在は、信州大学の特任教授・法学博士として、日米の「家族法」の研究を行っています。また、テレビの情報番組でコメンテーターとしても活躍しています。著書には、『東大首席・ハーバード卒NY州弁護士が実践! 誰でもできる〈完全独学〉勉強術』などがあります。Google.com Bard