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門脇麦染谷将太がメインなんだから…決まっているだろう。

古館寛治までいた。

予想通りにそれは映画やドラマというかリアルすぎて少しひいてしまうぐらいだった。

亡くなってしまうというのは飛び道具のように捉えてしまうが、それがまたリアリティを感じさせた。

 

現在の旦那と自分の関係性が深く伝わってくるような住まいの照明の明るさ。

臨場感に気持ちが、必要以上に乗って観えた。

 

少し関係性は複雑だがキーとなっているのは”不倫”であることに変わりはない。

不倫から始まり、不倫を繰り返し、不倫をされる。

そして、不倫で現在揉めている。

 

指輪を紛失してしまうエピソードはありがち過ぎて、逆にフォーカスしてしまう。

そして当然のように旦那が指輪を発見する。

経験したことがあるようなシチュエーションをみせられているからこそ見ている側はその後の展開が気になって仕方がないのではないだろうか。

 

しかし、あんなにも二人(門脇麦染谷将太)がわざとらしいぐらいに役を演じる人を役として表現したような、その辺にいるだろうキャラの男女を映し出した。

二人にはデビューして直ぐぐらいから魅了されている。

もともと巧いから、言い方が変にはなるが気持ち悪いくらいだ。

 

そんな二人を当然のように際立たせたのは問題の?問題があるか否かは別として、視聴者さんの受け止め方によるだろうが一風変わった人柄の旦那さん。マザコンにも見えたし、神経質で理論的過ぎる。自分の妻を論破したがるような雰囲気さえ伝わった。役者さんとしてすごいんだろうな。

こういった人格の旦那さんが現実、実際にいるらしいことをSNSの時代は便利なもので知ることができる。ただ、あくまでSNS等で知るだけなのだから真実かどうかは不明だ。

 

あんなにも妻にリアクションをとって貰えない会話を繰り返すのに、継続出来る理由はどこにあるのだろうか。それでも結婚している現実と事実があるが故にそうするしか手がないのか。「やり直す」ということをテーマに二人は努力とは違ったコミュニケーションを終始している。そもそも「やり直す」は本当にやり直せるものなのか。私にはやり直すという行為があまり理解出来ていないのかもしれない。

 

不倫相手の妻とカフェで会い根掘り葉掘りを聞かれ素直に少しづつ答えていくのだが、その妻がそれを伺う理由はなんなのか。私はもし同じ立場に身を置くことになった場合、当事者に会いたくもなければ、何かを聞きたいとも思わない。性別が違うから感覚が違うのだろうか、求める物の違いか。起きてしまった事を当事者から聞くことで解消されたのだろうか。そこは同意できない。

 

現在の旦那は門脇麦(妻)に対し不倫がわかったのにも関わらず、妻から「離婚」を求められたにも関わらず『別れたくない』と伝える。意味がわからない感情だ。自分はまだ不倫をしているだろう状態なのに。そのせいで妻(門脇麦)とうまく関係が修復できないのに…何故だ?依存か?

 

色で表せば黒とか、グレーとか茶色ではない作品。リアルが強すぎて入り込んでしまった。面白いという表現は違うのだろうがなんと言っていいか、魅入り続けた物語。

 

【余談】BARにいると夫婦の間に介入させられてしまうことが多々ある。逃げる気になれば逃げられるものだが、そうもいかない場合もある。

 

Aさん夫婦はスマートに映る美男美女。旦那さんも稼いでいるが旦那さんのご実家が資産家であるのも事実だった。奥様とは長いお付き合い、結婚してからも長い。だが旦那さんは不倫の帝王のような人だ。帰る場所は奥様なのだが、やはり自由になるお金が多く、自身でも稼ぎが一般的水準より高いからそうなるのだろうか。しかも奥様はその環境に耐えている。DVがあった事実もあるのに。旦那さんの好き勝手を知っているのに。わからないな。

 

Bさん夫婦はダーツBARで出逢い、半年ぐらいで結婚した。仲が良い、趣味が合い時間の過ごし方が一致したのかと感じていたが…その半年後に旦那さまのDVと不倫が発覚した。奥様は探偵も雇い調査し離婚を有利に進める証拠集めに紛争していた。その間、旦那さまは不倫相手に住まいを与え、奥様と生活を共にする家には帰らなくなった。やはり旦那様は稼ぎが一般水準より高く、自営でもあり自由になるお金が多いと奥様から伺っていた。その後、離婚出来たのか、成立したのかまでは聞いていないが離婚しないようなタイプの奥様ではないので…というところだ。わからないな。何故、一緒になったのだろうか。

 

人様の家庭に首を突っ込む理由もなにもないが、知らされる側としては昔からリアクションを取りずらいことに変わりはない。そもそも境遇として避けられない夫、妻どちらからもそういったことの今を、報告を受けてしまうのは良いこととは言えない。可能であれば壁に耳あり障子に目ありを強く抱いて欲しい。