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雷に打たれたらコメディだろう。|映画【恋するモテない小説家】

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小説が舞台とされる映画は好きで、サムネイル画像と軽い詳細だけでもそれをクリックして観始める。今回の物語はハリーポッターのような老若男女問わずに支持される作品の作者が正体不明であり表には一切顔を見せなかった人が主人公だ。

 

恋愛をテーマにした作品であるがために、当然展開は恋が進み、加速していく過程を映し出し行くのだが私が面白かった点は「その主人公が書いた小説のファン達が近所の書店に集まり評論、ディスカッションを行うイベントでの声。」なかなかセンスあるユーモアたっぷりの演出だった。楽しかった。

 

推しを持つ人たちが語る推しへのコメントは自分が思いもよらない言葉とシチュエーションを聞き出すことが可能な為に貴重だ。日常にもそれはあふれていて同僚の推しである韓国アイドル?「seventeen」の話題はなかなか興味深い言葉を聞かせてくれる。丁度タイムリーにも「seventeen」は日本のコンビニ、セブンイレブンさんでキャンペーンのようなものを販売している。明治さんのチョコを2個買うと○○が貰えるとか、引けるみたな内容。そこに付随して約2000円でメンバーがアップに映されたクリアファイルが5枚セット、または缶バッジセットが約800円でしたかね。それらがその同僚の子が住む地域のセブンイレブンでは取り扱っていないらしく、私に買ってきてくれとねだる…

 

それとは別に社内、隣の課の男性陣が推すゲーム?何かのキャラクターの推し話、イベント話は昼休み中に勢いを増し声が漏れているのも当の本人たちは気づかないぐらいの声量に高まっている。耳を傾けずに、聞く耳をもたずしても内容が入ってきてしまう。

 

話は映画に戻り、楽しめたのはそのある書店での推し活達の熱い想いと連想する今後を正体不明で通している作者本人が同席し討論するところ。これにつきる。

物語としてはハッピーエンドを迎えるわけで申し分はないが、主人公を取り巻くキャラクター勢が予想外にコアで引き立っている。見所はそれだけでもあるのかもしれない。

気持ち、微かに家族の柔らかさみたいな描写は入っているのでバランスはいいのかもしれない。

骨休めにはなる作品のひとつ。

 

恋するモテない小説家(字幕版)

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