言葉、文章に新たな刺激を受ける、薄いし読みやすい。【キッチン 吉本ばなな】積読

「吉本ばなな」さんは小説家であるという認識だった。知った、聞いた時から。情報番組の本の人気、売上ランキングなんかでも上位にいつもいたイメージだ。だから子供の頃にその名を知った時点で小説家というボヤっとした解釈。そうはいったものの著作本を1冊も読んだことはなかった。
去年、ネット広告か自分で調べものをしていたときに流れてきた本の紹介で目にした【小説家としての生き方100箇条】コレは瞬間的に読みたいと衝動に駆られて購入した。そして、こういった内容の本は1ページづつ、1日づつ、その瞬間にだけ楽しむように読み進めて行った。
わたし個人の解釈とか流れとか、把握とか関心は【覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰】と似ていた。それぐらいに頷いたり、「へぇ…」っと受け止められた。
小説家が職業なのかどうかも子供の頃はわからなかったが、大人になればそういった人とも接するので小説家というのは職業なんだなと理解できた。
上記にあげた2冊の本は1ページで完結して読めるので楽だ。その文章に対して自分の感覚を対比したり、受け止め方を変えて見たりしてひとり遊びが可能。改めさせられることも多い。刺激のひとつでもあった。
そうはいったものの、「吉本ばなな」さんの著作は1冊も読んでいなかったので、とりあえず1冊、手にとってみようと思い作品を時系列に調べてみた。その中にデビュー作として紹介されていた【キッチン】はとても惹かれた。理由は「キッチン?」タイトルにあった。なぜキッチン。台所。すぐに頭に浮かんできてしまったのは昔、むかしに放送されていたドラマ。主演は山口智子さんと野際陽子さんが嫁姑関係で2世帯だがキッチンが1つでおりなすファミリードラマだったようなものを脳に描かれた。人間は都合欲できているのか、多分、そのドラマが好きで楽しく観ていたので気持ちとイメージが勝手にそちら側へ向いたのだろう。こればバイアスというものなのか…どうかはわからないがバイアスという言葉を使ってみたかっただけなような気もする。
「吉本ばなな」さんの【キッチン】
主人公の女性は不運なことに家族を失う。好きな場所はキッチン。そして出会う2人の男男女。この意味は読んだ人は理解できると察する。恋愛小説のようにイメージしてしまう前編から、そうではないという雰囲気のようなものが理解できたりもした。少し、既に古くなってしまうのか、またTVドラマでの比喩表現になってしまうが主演、目黒連、川合春奈の【silent】脚本は生方美久さん。そのドラマが人気で沸いていた時期に、日曜の午前中放送の【ボクらの時代】に生方美久さんが出演し「キスがない、絡みがない恋愛ドラマ」と表現し、その日のメインテーマとして語っていたのを思い出した。
端的に言えばそのような感じだったのが小説【キッチン】でもある。あくまでもわたし個人の意見。葛藤のようなものが多くあり、逆らえない流れとか、自分たちでは覆せない出来事が起きてしまう。2人の間に、2人を巻き込んで。ハッピーエンドでどうのこうのということではないが、その後は…みたいな中途半端さはなく、変な思わせぶりはないが察しはつくようなfinとしてあった。
目次を見ると、
キッチン
満月 キッチン2
ムーンライトシャドウ
と記載がある。
満月からムーンライトシャドウは本編の続きだと思い込み読み進めた。だが、そうではないことにある程度読み進めてから気づく。その後の展開だとばかり意識し、気持ちを深め文字を追っていたが登場人物の違いや場面の新しさにやっと気づかされた。ここも狙いだったのかと思うとミステリー作品なのかと意味不明な閃きが頭を過ぎってしまった。
この後編に書かれている、ムーンライトシャドウはまた別のお話。決めつけるのはよくないが。もしかすると別ではないのかもしれない。繰り返し読む事でまた解釈は違ってくるのかもしれない。
わたしとしては、
前編はリアル。
後編はファンタジー。
と感じた。
ブログを書いていて、たまになにを書いているんだがわからなくなるときがあるな。結局のところ、何が言いたかったんだか。orz


