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漫画を読むかのように、挿絵を頭の中で勝手にイメージしてしまう【刺青】谷崎潤一郎

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引き続き谷崎潤一郎の作品を読んでみた。【刺青】いれずみと認識し読み進めていたが(しせい)とも読むらしい。変わらずに谷崎潤一郎の書く文章、言葉はスッと入って来る。とても読みやすくわたしは感じる。作品【刺青】は短編。気持ちいいぐらいスパッと読み終えるページ数だ。そこはユニークさも誘われたのかもっと、もう少し続いて欲しかったと願う気持ちも少し感じた。

本編は彫師の経歴、紹介から始まり、いつもの日常にて”ある女”を見かける事で盛り上がって来る。独特の視点というか職人の意識を巧く表現した言葉達だった。

挿絵がないこの短編だが読んでいると漫画を読み、ページを捲らされているような感覚にさせられた。挿絵はひとつもないのに。言葉が独特なのか、文章がそうさせるのか理由は明確ではない。おこがましいかもしれないが読むほどに関心を、感心を誘われる。

以前読み終えた、【卍(まんじ)】は長編小説だと捉えたが、【刺青】はわかりやすいぐらい短編。どちらが書きやすいものなのだろう。当然に物語による展開次第なのかもしれないが。J.D.サリンジャーのヒューマンドラマ【ライ麦畑…】が創作されるきっかけとなった映像作品の中では主人公サリンジャーは短編や、詩の創作作品で名が売れ、有名な作家となっていった。その後にサリンジャーの師?相談相手から「そろそろ長編を書いてみろ」というようなニュアンスの言葉を貰い【ライ麦畑…】の製作に取り掛かったシーンがあった。それまでのサリンジャーは長編から逃げている様にも映り、自身も長編は『書けない…』というような事がセリフで登場していた。

やはり意図してあるものでもないのか。

短編、、長編、、、

谷崎潤一郎【刺青】映像化作品はしていないのか?と思ったのか、「あるだろう…」と自己都合の感情だったかは覚えていないがとりあえず調べてみたときにコレは映像作品の画だろう…というようなものをネットでみつけた。映像作品化されているならばあとで観てみよう。

谷崎潤一郎の作品は数多く映像化されており、特に「刺青」を含む複数の作品が映画やドラマとして制作されています。「刺青」は1984年に映画化されており、谷崎の同名小説を現代に舞台を移して制作されました伊藤咲子が主演を務め、曽根中生が監督を担当しています。

引用、出典:

刺青(1984):映画作品情報・あらすじ・評価|MOVIE WALKER PRESS 映画