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赤ちゃんポストというテーマ。|映画【ベイビーブローカー】

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エンドロールのクレジット表記に是枝監督が表示された。完全に韓国映画かと思い観ていたがAmazonアルゴリズムはスルーしてくれなかったようだ。好きな監督作品を複数回見ていればおのずと”あなたへのお勧め”に関連作品は仕込まれ気づかない内に選択して視聴していたということだ。別に悪い気はしないが腑には落ちないのが気持ちとしてはある。

 

赤ちゃんポストがテーマだ。元をただせば母:ソヨンが売春して子をやどし生み、追われる羽目になった。そこから手放したいソヨンがブローカー業のサンヒョン(サンちゃん)とドンスに依頼し物語が進んで行く。結局、みんな最初から結末は同じ方向をイメージして向いていたから落としどころに綺麗に落ち着いたと見える。腑に落ちないのは警察側のチーム長…善い人ではあったけど見え隠れする影のような隠した意識がどことなく継続的に映し出されていた。個人的な憶測はチーム長もまた自分の母親に捨てられた過去があるように受け止められた、数々の言葉、感情、動き、リアクションと。全体を通して盛り上がりには欠けるがこれも映画らしいと言えばそれまでだ。

 

"ベイビーブローカー"は、2022年に公開された是枝裕和監督の韓国映画で、赤ちゃんポストを起点とするドラマです。この映画は日本と韓国で公開され、国際映画祭で賞を獲得しましたが、韓国での評価は芳しくなかったようです。詳細な理由については明確に報告されていませんが、韓国社会の価値観との関連性が指摘されています。

参考、出典:

[韓流]是枝監督「ベイビー・ブローカー」 188カ国・地域に販売 | 聯合ニュース

なぜ、ベイビー・ブローカーは韓国で不人気だったのか | Forbes JAPAN 公式サイト(フォーブス ジャパン)

『ベイビー・ブローカー』是枝裕和監督に聞く(上)──韓国社会の価値観 - 林瑞絵|論座アーカイブ

韓国での評価は芳しくなかった…とあるが、物語としてハッピーエンド風ではあるが実際問題としては犯罪行為であることは間違いないのだから仕方ないような気もする。法律上違法であることをどんなに綺麗に魅せたところで良く思わない意見も多々あるだろう。賛否両論。

 

東京の墨田区にある賛育会病院が赤ちゃんポストの設置を表明しました。赤ちゃんポストは親が育てられない子どもを匿名で受け入れる施設で、日本では熊本市の慈恵病院に2007年に初めて設置されました。赤ちゃんポストは、予期しない妊娠や孤立出産の悩みを抱える女性など、様々な事情で子育てが困難な人々のための支援施設として位置づけられています。

参考、出典:

東京 墨田区の病院「赤ちゃんポスト」設置を表明 | NHK | 子育て

勿論こういった施設の取り組みはあったほうが良いのだろうが受け止め方も難しい。

軽率に意見は述べられないのが正直なところだ。