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大宮駅構内 |立ち食い蕎麦 中山道【かけそば370円】コレ食べた73

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Why

新宿西口の松岡ビルへ行かなければその用事は済ませる事が出来なかった もう少しだけ効率の良い処理の仕方があったが気づいたのはそれらの期限が過ぎてしまってからであって、便利さも余計な出費も重ならない結果を生むことが出来たのだが今更という状態だ 次に繋がる手段は学ぶことが出来たということで前向きな姿勢で嫌悪感を水を飲むかの様に受け入れるしかない

 

午前中、早い時間に対応出来たからか終わりも早く昼前には事は済んだ 本来の予定ではこの余計な用事と向き合う前に”蕎麦”でもと思い歩いていたのだが時間との兼ね合いもあり結局のところ形はどうあれ蕎麦にはありつけなかった

 

特に久しぶりでもない新宿西口は再開発の動きが激しく小田急ハルクから南口へ抜ける通り【モザイク通り】は既に閉鎖され「関係者以外立ち入り禁止」の施錠が掛かっており、少し姿勢を前にのめり出し顔を奥に向けたところで白い布のような壁に覆われていて先を見る事は不可能な状態だ 新宿界隈に頻繁に出歩いていた時は当たり前に歩いた場所も過去の話 もうその景観を見る事は出来ないし足を乗せる事もできない


と別に感傷にひたる理由はないがそれはそれ、これはこれで西口ヨドバシカメラのある通りを抜け右折し左折し散策すると思い出したように「富士そば」の看板をみつけた この界隈にある24時間営業でコンビニの隣に位置し蕎麦が食べれるお店として重宝していた 目標地点としては「富士そば」に決め、半ば疲弊していたので甲州街道を渡った側にあるドトールコーヒーへ向かい一時休息を取る

ここにたどり着くまでに四方…スターバックスが目に入ってはいたが今日は違うと感じていた ガヤガヤした場所では今の頭の中のグニュグニュしている纏まらないグレー色とも黒にも近い形状のものが整頓できない ドトールは不思議と静寂がある これも需要と供給が作り上げたのか カップルも物静かに談笑し、オジ達は新聞を読むなり、スマホで仕事をしたり様々だが静かだ 代々木2丁目側の出入り口に並んで座っていた若者3名だけが大きな声で盛り上がっていた以外は節度ある雰囲気のコーヒーショップだと改めて認識した 

 

1つまた嫌な飲食業のポイントを目のあたりにしてしまったのは不都合だ わたしはブレンドホットコーヒー250円だけを注文し、お会計をなぜかその時ばかりに限って現金で、しかも1万円札をお渡しした わたしのその1万円札を受け取り処理したのは一見ハーフ?クォーターの学生さんに感じる容姿のスタッフだった 名札、レシートに記載された担当者に書かれた名前は日本の名字だが この箇所はお店、会社によって店長の名前に統一される場合もあるのでこの名前が彼女の名前かどうかは定かではない

 

彼女は未だこのドトールで働き始めて間もないのではないかとわたしには受け取れたし、可能性としては日本語を正確に未だ聞き取れないのかもしれない 忙しい環境で飲食店オペレーション展開で新人さんが置かれるポジションは流れを止めない事故が起きない確率が高い場所に配置するとわたしは経験上でみている またはその日のリーダーの側にサポートとして配置する

 

運悪くわたしの出した1万円札をレジで処理し、キャッシュトレイに置こうとわたしに向けて確認を求め差し出した両手で挟まれた御札は千円札9枚だった それを丁寧にわたしと1枚づつ手早く確認し…7枚目まで数え終わろうとした時に向かって左側から5千円札1枚と千円札4枚を軽やかに用意し彼女に重なるように現れ

『五千円札、ご用意出来てますのでこちらでお返しさせて頂きますね。』

とテキパキとわたしが楽に受け取れるように返してくれた

千円札9枚を用意して両手で準備していた彼女はすくんでいるようにも見えた

状況が受け取る側、渡す側、ルール作る側の視点を理解できるからこそいたたまれない光景でもある わたしが5千円札を含めたお釣り9千円をしっかり受け取りカバンにしまいブレンドコーヒーのソーサーに手をかけようとした時には既に上司であろう女性は彼女に『お釣りは5千円札があるんだから!…。…。』と言われている側からすると注意としか感じられないような口調で指導をされていたのがわかった

仕方ないとか、しょうがないとか、忙しいからとかどちらの内情もわかるつもりだから嫌な気持ちにもなる 決して気持ちの良いものではない

 

席に着き5時間振りに落ち着くことが出来た

富士そば」のことを思い出したが、その手前ヨドバシカメラの一本奥の通り、それこそスターバックスコーヒーがある通りの対面に確か「渡邊」という老舗だろう蕎麦屋があったのを思い出し、そこへはなんだかんだ理由をつけて暖簾をくぐっていないことを再認識した

 

Google.Mapで蕎麦屋「渡邊」を表示させ蕎麦のメニューや写真を閲覧するとすぐさま魅力的なメニューをみつけてしまった ”わさび”をあわせた蕎麦にデザートだろう【そば餅】の写真が投稿されていた 参った…魅力的だ 悩む…理由はないのに考える…悩んだ…今日行くべきか…悩んだ

 

出した結論は「今日は渡邊には行かない」と強く決めた 急ぐ必要性は微塵もないのに帰路へは代々木2丁目側の出口からドトールコーヒーを後にして、久しぶりに見る代々木2丁目の24時間営業2階建てマクドナルドの相変わらずの行列を眺め新宿南口へそそくさと早歩きし駅へ、券売機向けて歩いた

 

ルミネの入り口は変貌を遂げていなかったが券売機まで向かう坂道の左右に観える光景はだいぶ様変わりしていた 雑誌「ISSUE」を掲げるホームレスお二方はおらず 消沈したホームレスの御一人が下を向いてうなだれていた 周辺の道は昔よりも綺麗に整備されていた 渡って来た横断歩道の側にある吉野家が入ったビルさえもモザイク通りに時期を合わせるかのように工事中の見た目になっていて、営業しているのは吉野家のみだった 券売機に向かってその緩くも急にもとれる坂道を進むと左手には北欧をイメージさせるパン屋があったはずだがそれも撤退し跡形もなく、テナントとしての形状だけが外からは見えた 変わらずに元気だったのはやはり【UA】ことユナイテッドアローズ

散策すれば好きなティストも見つかるUAだが、個人的にはルミネ入り口から入り右側面にテナントを構えるトゥモローランドの方が好意的だ こればかりはデザインを好む決定打がある以上、嗜好品と同等の考え方だろう

 

無事に新宿南口入り口の券売機にて切符を購入し改札を抜け右手に急ぎ埼京線か又は東北線の時刻表に目をやりながら田舎ではありえない数となかばわざと体を接触してくるかのような人込みに対しうまく身をこなし寸でのところで腕や肩の接触を回避しホームに降りる階段まで辿り着いたが、目的の乗車する電車の発車時刻まで約20分未満時間に余裕があった 直ぐに頭の中に総武線ホームへ降りる階段の手前に立ち食い蕎麦屋がある、「食べてしまうか…」とせっそうなく考えたが券売機で蕎麦を買い、入店し、配膳され、完食と同時に水を流し込む…そして乗車するホームまで再度戻る行為は体内時計で20分程度ではまかなえないことを理解し諦めた

 

ホーム40分発の東北線を待つ列に並んでいると、その1本前の電車が埼京線で34分に発車することがわかった 何に乗ろうが駅のホームで列に並び立ちすくみ何もできずに時間だけが経過することが許せないわたしは1本でも早く電車に乗り1駅でも多く前に進みたい気持ちが常にある 蕎麦が食べられていないことも理由の1つにあるかもしれないが 昔から1人で外出している際はそんな思考だ

 

大宮駅まで行くことが出来れば立ち食いそば【中山道】があるのは知っている もうかれこれ何度足を運び東北線の下り電車の時間調整に利用させて貰ったかわからない

確か埼京線が恵比寿から延線したことが理由だと思ったが東北線はその遅延が少しでも発生すると必ず影響を受ける、そのせいで驚く程東北線が遅延し5時間は動かなかったことも過去に1度だけあった記憶がある

 

蕎麦を食べられる【中山道】の前に着いた時には次に自分が乗る電車が何時に到着し、発車する時刻なのかも把握せず、食券のボタンを押していた 「かけそば370円」

もうすでに時刻は13時を過ぎていたと思う 店内は新幹線の時間調整やらで前回に立ち寄った時よりも混雑していた印象だ 注文した蕎麦が”かけ”だったので配膳は早かった、適当に七味の瓶を右手で取りいつもよりあきらかに打点が高い場所から七味を振りかけた 勢いあまり焦りからかつい、いつもよりひと振り多く瓶を振ってしまった

 

蕎麦を食べる時は落ち着いていたいがこの日は仕方がなく周囲にはバレない程度の動作で蕎麦をほおばり、汁を喉におくった いままであまり感じたことのない感想が出た

「蕎麦、麺が…真っすぐではなく緩いパーマ状に成っている 例えるならば学校給食で週に1回程あったであろう”ソフト麺”これを蕎麦の太さに綺麗に切り整えた食感」

インスタント食品で伝えれば「みどりのたぬ〇」の形状と口当たりに近いかな

過去にそんなふうな感想を持ったことはなかったんだが不思議な日になった

 

この日はとても冷えた 外気が冷たかった 予想外だった 本来の計画では松岡ビルを後にし、新宿御苑まで歩いて向かい散歩し紅葉を撮るつもりで来たのだがあまりの冷え込みに新宿西口へ降り立った瞬間にその計画は頓挫した 気持ち薄着で来てしまった自分も悪いが長時間、外でカメラと紅葉と仲良くじゃれあうには厄日と判断できた