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冷やし山菜そば570円|獨協大学前駅(草加松原)【けごん東松原店】コレ食べた72

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Why

全くと言っていいほど馴染みのない土地 埼玉県でも生まれて初めて訪れる土地 伊勢崎線経由、越谷方面、中目黒行きの電車で快速は停車しない駅 獨協大学前駅 各停に乗り換えないと降車不可な駅 利用したことがないから勿論のこと巧い辿り着き方がイメージできなかった 草加駅には快速が停まる その草加駅のひとつ前の駅が獨協大学前駅なので久喜駅から乗り換えた時点で快速の乗り継ぎが良かった為、そのまま草加駅まで行き、ひとつ戻る形を取るか、又は越谷駅で各停に乗り換えるか悩んだが結果は記憶にあるのは越谷で乗り換え各停で降車したことに落ち着いた筈だ なんだかバタバタしていて、頭の中もいつも以上に整理できていない上に初めての土地は困惑した 埼玉県は群馬県にも栃木県にも路線が伸びていて誤ると修正が大変だと感じた 完全にアウェー日和

 

そんなこんなで辿り着いた駅、獨協大学前は(草加松原)わざわざ掲示しあるのだから以前は草加松原が駅名だったのか? いつもなら直ぐに調べるところだが、この日はなんだか余裕がなかった 目的の用事が済みいつのまにかお昼の時刻になっていた 改札を通り抜けて西口へ足を向け進めていると驚いた光景は「正にTVドラマや、映画の世界」と思った 駅から数分で背の高いマンションと1階がスーパーが入っているビルが並ぶが道は綺麗に整備され緑が豊富 日の光も物凄い強さで遮る物をわざと作らなかったような計画的な景観 驚いた こんな雰囲気の土地は初めてだった 時間が経つにつれて家族連れも当たり前かのように笑顔でわたしの横を通り過ぎて行った 

いつものことながら腹がすけばその日に居る場所で蕎麦屋を探したくなる 適当にGoogleMapで検索をかけると近隣で営業中の蕎麦も提供しているお店があった 東口だ  

少し歩き西口から移動して直ぐにそれだとわかる物を見つけた 古めかしい建物、ビルの1階に顔をだしており既にカウンターにはお客さんが蕎麦を食べているのがわかった

 

券売機が入り口を入って左側に設置されていた 外の風は冷たく感じていたのでかけ、温そばを予定していたがこのお店まで歩き、昼になり気温が上昇したことで急遽変更する 冷やしのメニューを見回りなんの目的があったのかかき揚げや天ぷら、竹輪は違うと判断し、「冷やし山菜そば」に落ち着いた 意図は自分でも不明だ 薄暗い店内は老舗感を物凄く演出している 蛍光灯もカウンターに置かれたネタケースも… カウンターに座る前に食券を女主人に手渡し”うどん”ではなく蕎麦を希望している旨を伝えた

水は用意されないのでカウンターを伺うと先に来て談笑にふける女性二人組の顔の前に水が入ったピッチャーとよくある水を入れて提供されるコップが逆さを向けて重ね積んである それを取るにはその方達に一声かけなければと思ってしまったので水を飲むのを諦め止めておいた そこから少しボーっとしていると女主人が茹でた蕎麦を水切りしているのが見えた だいぶ年をめされているが力一杯水切りをするほど健康を維持できているんだなと余計なお世話である内容を頭の中で書いた 蕎麦や山菜が盛られ、仕上げにワサビが器の端に女主人の指から擦り乗せられて完成 カウンターに配膳された

最後の仕上げの”わさび”を器に塗りたくるところは印象的だった 仕事というようなニュアンスが良い意味で伝わり なんか温かみがある冷やし蕎麦を渡された感じを受けた

少し季節外れだったけどこの時には丁度良く暑がっていた自分には適した蕎麦

蕎麦を口にすると少し硬めの仕上がりで回数多く食べている蕎麦の雰囲気とはどことなく違ったが遠方まで来た甲斐があったかのような終わり方だ 機械的にも感じたこの蕎麦だがお店が映すあったかさと同じ時間帯に蕎麦を食べている常連さん達、馴染みの客がいろんな要素を生んでいた 女店主と補佐の翁風の方との軽快なやり取りも愉快で耳を傾けてしまった

女主人「おどきよ…おどき」

と繰り返す

補佐翁『……』

女主人「おどきって…」

なんだか深い二人の関係差が垣間見えた

また足を運べたらと思う 下町人情が溢れている日々だろう蕎麦屋

(うどんもありました)

獨協大学生は値段もしかり助かるお店のひとつでしょうね