第4章は楽しめた それまで途切れ途切れに読み進めていた【金閣寺】を前に進めた
柏木とのやり取りがお互いの腹の内側を奥の方まで探り広げてこの先にどう行動するかを決めるかのような描写で、作者と主人公もある意味ではターニングポイントか、岐路に立たされていて右往左往するが気づかれないように突き進んでいるようにわたしは捉えた
柏木の回想が、物言いが異次元に誘導するかのように変に言葉が並んで進む
その状態に例えはみつからないが類を見ない色でもあった
3章までにそんなことを匂わせるような節は一切なかったと思う
先月だったか、今月だったかもう定かではないが小学生?が三島由紀夫の文章に惚れ込み、確か夏休み中にスマートフォンを使いオリジナル小説を書ききったようなニュースが流れていて、その時何か用事で手が埋まっており映像をしっかりと記憶はしていない
(※この時のことを繰り返し観ようとネットにアクセスするが、いくら検索をかけても結果に近いニュアンスの内容は表示されない…??キーワードが誤っているかか…??そんなに深い単語で隠れるようなネタではないと思うが不思議だ※)
その時のインタビューを記憶しているが、マイクを向けられた少年のコメントは『…多分両親は僕がソファで寝転がって長い時間スマホを眺めているからゲームをやっているんだなぐらいにみていたと思います。』と言っていた、そのしてやったりの言い回しももう一度見たい
正直、高校生にすら成り立っていない人間がそれを読む事ができて解釈迄して自分だけの文章を生み出せるとは嫉妬のような気持ちしか芽生えなかった
【金閣寺】の1ページ目をめくり文章をなぞった際に特殊に感じたそれらをいつも通りに事を進める事が出来なかった故にその感情があるとも思う
色んな人がいるもんだ
【金閣寺】第4章に書かれている
「……そいつは大体において飛び切りの美人で、鼻の冷たく尖った、しかし口もとのいくらかだらしのない………」
そのとき一人の女がむこうから歩いてきた。
飛び切りの美人
⇒ゆうに理解出来る
鼻の冷たく尖った
⇒例えるなら姉のエレクトーンの先生がそうだ
しかし、口もとのいくらかだらしない…
⇒後輩のパテシエがわたしの話を聞くとき必ずそう成っていた