最後はヴィアンヌの「I know that....」の言葉で幕を閉じる。
映画【CHOCOLAT―ショコラー】2000年121分
監督
ラッセ・ハルストレム(代表作1993年ギルバートグレイプなど)
出演
ジュリエット・ビノシュ(ヴィアンヌ役)
ジュディ・デンチ(アルマンド役)
アルフレッド・モリナ(村の指導者、レノ伯爵役)
ジョニー・デップ(ルー役)
ストーリーとしては
作品の舞台はフランス、はずれの村。
しきたり、昔からの習わし、慣例と指導者レノによって厳しく管理されている村にノマド的な魅惑のチョコレートを操るヴィアンヌと娘、アヌークがやってくる。
ヴィアンヌはチョコレートショップ「マヤ」を開店させるが、村は運悪くファスティング(断食)期間がはじまったばかり。
いうなれば、チョコレートの魔術師ヴィアンヌ VS 伝統ある村の指導者レノ伯爵
ジョニー・デップの役どころ
2000年公開のこの映画ショコラに
【パイレーツ(海賊)】船長ルー役として堂々と登場する
「ジョニーデップ」
もしかしてこの作品がきっかけで【パイレーツ・オブ・カリビアン】ジャック・スパロウ役に抜擢されたのか?(※個人的な憶測です。)パイレーツ・オブ・カリビアンの処女作公開は2003年からのはず。
映画ショコラでは、さらりと(※1チョイワルオヤジを演じ)ヴィアンヌに入り込む。
しかし、ジョニーデップは今作品で脇役である。
主役は艶女(※2アデージョ) ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)。
代表作に「ポンヌフの恋人」「イングリッシュ・ペイシェント」がある。
出典ブログ
モテる艶女(アデージョ)は『コムスメに勝つ!』で一世を風靡した『NIKITA』【創刊号ブログ#2】 | ハフポスト アートとカルチャー
3つのワード
物語、ストーリーとしてはヴィアンヌがノマド的に放浪しいきついたフランスのちいさな村でチョコレートをテーマにおりなす。(童話や絵本でも展開できそうな雰囲気がある。)
私は映画の中の3つのワードに注目した。
上記は現代にも通用するワードであり、作品が生まれ公開されたのは23年前と驚きのタイムラグ。
- チョコレートはバレンタインであり、毎年訪れるイベントで無くなることはこの先ありえないと予想する。
- ノマドはいまどきノマドワーカーなる言葉さえある。
- ファスティング(断食)は昔からあるが近年日本でも根付いたものだと感じている。
23年前から今までこの3つのワードをひっさげて、色褪せないこの作品は今後も2月の風物詩として残り続けるのではないだろうか。
おまけとしては未だ死語にはなっていないと思うが「スーパーフード」と「カカオ」の関係性である。
作中に登場するチョコレート
チョコレートがテーマな為、当然に数多のチョコレートが映像を彩る。
「2000年前のレシピ」というパワーワードも耳に残る。
チリパウダーをホットチョコに足したり、甲殻類(ビスク)の出汁とあわせたチョコも登場。そんな魅惑の【ショコラ】に臭い物に蓋をする村人達が良くも悪くも翻弄される。
ヴィアンヌを彩る女優陣
ジョセフィーヌはヴィアンヌに夫のDVから助けられ、後にヴィアンヌのお店「チョコレート ショップ マヤ」を手伝うようになる。(ジョセフィーヌは若き岸田今日子さんに面影を感じた。)彼女はアルマンドと共にストーリーに大きな花を添えていく。最後にカフェがオープンする演出もグッと感情を掴まれるシーンだ。
ひとりごと
2000年前半にこの映画「ショコラ」がレンタル作品としてリリースされた時に1度観たはずだが、今回のような観てる側もチョコレートに魅了されたり登場人物たちの個々のストーリーに入り込めた意識はない。(当時は、それだけ未だ経験値も浅く、食に関してもいまほど興味関心はなかったか...)
やはり映画やドラマの気に入った作品は集中的に繰り返したり、時期をはずして視聴すると違った旨味を味わえる。