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歴史物は観た後のタラれば議論が肴になる|映画【LEGEND&BUTTERFLY】

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小早川軍が発砲していなかったら世の中はどう違ったのか?坂本龍馬とお龍さんが出逢わなければ明治はなかったのか?父が家康の本を沢山本棚に並べて置いていたのは単に徳川幕府に何かを学びたかったのか?生まれが日光の社寺に近い鬼怒川だからか、真相は直接聞いたことがないから知り得てはいない

 

最後は綺麗に締めくくられた様に映った作品 冒頭約30分程度は漫談と表現してしまうかもしれない映像が続いたが信長と濃姫、二人だけで城から離れてデートをしていくようなシーンから本編再開、緊張感が増して来る そこからは二人の信頼関係が誰がみても伺えるような表情がみえた

 

濃姫が「怖い顔に御成り申した…」の投げかけに、信長の表情は既に”怖い顔”を描いていた ここは木村拓哉さんの凄さだと思った わたしは木村さんの演技等を口角俳優と表現している(勝手に)例えばいくらでもある無言のシーンが続く中でも木村さんの口角は何かを表すように動いたりさせていて心情を表に伝えているように捉えている

一時期、A.B.C-Zのメンバー河合郁人がJr.の真似やらでフォーカスされていた際に木村さんの真似と分析をしていた一つに『マックのダブチの掴み方が、野球のピッチャーが変化球を投げる握り方だ(確かシンカーだったか、ツーシームだったか…)』と話し場を盛り上げていた その注目された”握り方”は勿論だがやはりわたしは表情、口角の方が気になった 声を発しない場での表現は身振り手振りか、表情のどちらか2択であろう

その多様な表情で木村拓哉を演じ、役柄を表現しているのが木村さんの真骨頂ではという独断と偏見がある

 

この作品のもう一人の主役・濃姫綾瀬はるかさんだ ポカリスウェットのCMに起用された時代から知っているがその後に把握できたのはいつだったか少し間が空いた

引き込まれた出演作といえば東野圭吾の小説【白夜行】のドラマ化ヒロイン役、女版・座頭市を演じた映画【ICHI】、原作漫画【JIN】のドラマ化あたりは演技が自然と際立っていた 突出した何かを感じる事はないが安心感があるのか気づけば出演作は視聴しているように、今回の濃姫もイメージに大きなブレが生じていないどっしり感と受け止めている

 

今作品、”恋愛色”が濃かったように映し出されたのは製作人に藤島・ジュリー・Kの名があったからだろうか…エンドロールを眺めていて気付いた点だが、エンドロールを観ずにいればそうは考えもしなかっただろう おまけとしては家康役が斎藤工とは気づきもしなかった、さすが俳優の傍らお笑いを愛し、真剣にお笑いに取り組んでいると報道されるだけの器用さを持つ俳優 言われてみれば目で訴える演技は特徴があり気づけた部分ではあったが、いかんせん家康を演じていたからか頬を膨らませているメイクが施されていて綺麗に通過してしまった 締めとしては中谷美紀さんだがエンドロールの表示はほぼ最後に映る 作中の配役もそうだがあっという間に重鎮になった気がする 確かに信長と濃姫の間に位置させる役を今誰が?と年齢も考慮した上で考えるとそんなに候補はいないと自分勝手に思うところだ デビュー当時かどうかは忘れたがガソリンスタンドJOMO*1のCMに起用され踊っていた中谷さんが懐かしい

 

歴史に造詣が深いわけでもないので”濃姫”に詳しくはないが、この映画【LEGEND&BUTTERFLY】で信長の側に直江兼続*2を添えたかったのを濃姫直江兼続キャラを入れこんだのではないかと、そのファンの筋には怒られるかもしれないが身勝手に捉えた

 

濃姫は、戦国時代から安土桃山時代にかけての女性。通説では、美濃の戦国大名である斎藤道三の娘で、政略結婚で尾張戦国大名織田信長に嫁ぎ、信長の正室になったとされるが、後述するように名前や呼称は確かではない。ここでは便宜上、濃姫として記述する。

ウィキペディア

切り抜きのようになってはしまうが、このウィキペディアに書かれている「後述するように…便宜上、…。」という書き方は非常に興味深い

eiga.com

 

*1:JOMOはどうなったの?
「JOMO」はかつて新日鉱ホールディングスが展開するサービスステーションのブランドでしたが、2010年に新日本石油エネオス)と新日鉱ホールディングス経営統合JXホールディングスが発足した際、ブランドが消滅することとなりました。2019/08/03 google.com

*2:直江兼続(なおえ かねつぐ)は、戦国時代から江戸時代前期にかけての武将です。上杉景勝の家老として、上杉家の内政・外交を支えたことで知られています。google.com bard