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父との日本酒|長寿を祝う日にリベンジする夏酒

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「八海山買ってきたよ」と言って貰い申し訳ないと思いつつも、問われた声を無視して青木酒造に足を運び未だ購入可能だった『夏の生酒』を準備した 9月を夏と捉えるかここ3年くらいは疑問に思うほどに今日も日中は驚くべきほど暑さを観測していた 昼過ぎ14:00頃はさほど遠くはない場所に位置する美術館通りで小一時間程、風景に夢中になり写真を撮っていたがめずらしく暑さで「これはヤバい」と思い帰宅した 適当につけられているTVに流れるニュースのテロップにも100年づつ気温が1.24℃上昇を続けていることを報道していた 気温の上昇に伴い海にはクラゲが大量発生していて漁師さん達が仕事にならない苦渋の声が流れそこには”オバケクラゲ”と言われているすごい大きさのクラゲが魚の漁をする網へ上手にかかり引き揚げられ続け漁師さんが求める魚の捕獲の邪魔を器用にこなしていた その漁師さんはこのクラゲを捕獲する網へ”クラゲカッター”と呼ぶ格子状に作られた罠を設置し漁網を引き揚げた際にクラゲを撲滅する目的で投じるがその努力も空しく”オバケクラゲ”はクラゲカッターで一度は格子状の金網を通った面積分だけ切断され分離するが死には至らず再生してしまうそうだ 再生してしまう以上は無駄な闘いでしかない為にこのクラゲカッターの考案者もぐうの音も出ない表情がモニターでも伺うことが出来た そんなTVの中の光景をぼっと観ていてなぜか【辛辣】という言葉が頭に浮かんだがオバケクラゲのさま、報道には当てはまらないだろう

敬老の日だからかどうかはわからないが両親はめずらしく焼き肉を食べたいと言い出したのでわたしが高校生くらいからはあるだろう焼き肉店へ行くことになった いつもこのお店へは電話予約して伺うのでいつも通りに電話をしてみると

『本日予約席は埋まってしまいましたので来店された順にご案内しています』

と電話口のスタッフから伝えられた 連休中日の日曜日だからかこの対応、案内は初めてな気がする わたしの住む地域、田舎の飲食店は繁盛しているように見えて人口が少ないことで平日、深夜の売り上げの見通しがつかないと私はみているが珍しく盛況のディナー営業のようだ 案の定、駐車場を共有し対面に位置する海鮮居酒屋は看板をおろしいつまで営業していたかどうか不明な雰囲気に変わり果てていた この今年閉店したであろう海鮮居酒屋はわたしが高校を卒業した頃にバーミヤンが開店し繁盛している雰囲気を醸し出していたが数年で閉店してしまった わたしと母からするとバーミヤンはありがたかったがいかんせん片田舎には需要がなかったのか深夜営業のほぼお客様ゼロ状態のコストが大幅な赤字を作り出してしまったか詳細は不明なまま私と母だけが惜しんだであろうバーミヤンは違う飲食店に姿を変えた

この焼き肉屋に足を運ぶと決まって”ニラが多めのチヂミ”を注文する 母が好きなメニューだからか父は喜んでそれをツマミ、車運転担当、送迎係のわたしに「車を運転している人がいるのに申し訳ない」と心底思ってもいない言葉を投げかけながら生ビールでチヂミを流し込み悦に入っている あいかわらず父は思ってもいないことを人に言い放つ天才であるとわたしは20歳になった頃から感じていた

父も母も年々”歯”が悪くなりはじめているので食べるものの取捨選択は非常に増してきているがここでの締めは変わらずに盛岡冷麺のハーフサイズだ メインだとわたしだけが思っている肉のスライスは父が10未満、母は2枚と毎年数が減っているようにみえる

メニューに記載されている肉のチョイスは”上”と書かれた物でないと焼いたときの固さが2人の歯の具合にマッチしないようで駄目らしいが注文係のわたしに”上”で頼んで欲しいというリクエストは毎年変わらずしてこない スタンダードなロースやカルビを頼み上手に焼き上げようが”固い”という言葉を2人とも放つのがわかっているにも関わらず金額が安く感じない”上”を自分では選んでいないという責任転嫁の流れをうまく作り上げる性格の悪い夫婦であることも毎年の絵面だ

夕食を外で済ませたことで「夏の生酒」は食後に味わうことになった 食中に呑めない、既に腹は満たされているとなるとアテをどうするか変に難しく考えてしまった 外食の帰りはどんなことがあっても父と母の家の一番近くに位置するセブンイレブンに寄ることが決まっている 食後の甘い物をみつくろったりするチェックポイント化している場所だ 母が恐ろしいほど熱をあげている羽生結弦選手が未だプロに転向していない時期に足を怪我して準備していた大会の欠場が決まった速報が流れた瞬間もこのセブンイレブンの駐車場に居た この時、母は羽生結弦選手が怪我で欠場が決まった事実を知らされ「もう甘い物はどうでもいい…」と相変わらず訳の分からない事を発していた

悩んだ挙句、今回はフルーツカットを「夏の生酒」にあわせることにした

『糖分』や「甘さ」は懸念されるが白ワイン、デザートワインでもフルーツとあわせたことでBADなインパクトがあった過去はない気がする いまセブンイレブンにはカットされた、皮を剥かれたフルーツが少量で販売されているのでこういったシチュエーションには非常に助かる

先ずは桃、次にリンゴ、種なしぶどうと3つを用意

桃はシロップ漬けの為に甘さが強すぎた、りんごは水分少な目が逆に功を制し酒を補ってくれた、ぶどうはたまたま酸味が強く、皮の周辺だけが驚く程の甘味があり違った意味で楽しめた 口直しのような意味合いで補足購入したセブンイレブンオリジナルのバタピーに手を付けるまでには至らなかった 焼き肉屋での満腹感からか、ニラのチヂミの油が強すぎたからか父もわたしもあまり酒の量は進まずに720mlの瓶のおよそ半分くらいを口にしたところでナチュラルにダウンしてしまった

【御慶事 夏の生酒】は口に大きく含み歯茎、口内で味わってみても微発泡性が感じられ「スッキリした」印象が強い 贅沢なことに”甘味”も先か後に鼻に抜けてくるのか舌で感じているのか綺麗に仕上がった1本 夏限定だと聞いてはいるが直接酒造に足を運び購入するのはネットでクリックした商品を家で迎える時とはまた違った良さがある

余談だが造り酒屋に足を踏み入れるのは生まれて初めてなことではなかったはずだが青木酒造さんの敷居を跨ぎ創業200年らしい建屋の中は変に緊張した 通年商品がガラスケース内に置かれた酒、それ以外の畳の隙間に並べられた酒は季節もの、限定酒と対応して頂いた酒造の方に伝えられた ラインナップが目に入ってしまうと次にコレを買いに来よう、コレが飲みたいと予定してしまうのもインターネット上で購入するモニター越しではありえない場所の香りと時間の過ぎ方が味わえた(購入した酒のラベルステッカーがサプライズか、会計後に頂戴した)

【御慶事 秋の冷やおろし】も同日購入してしまったので後程に、堪能しよう

敬老の日の起源は、1947年に兵庫県多可郡野間谷村(現・多可町)で行われた敬老行事に由来します。この行事は、村長であった門脇政夫氏が「老人を大切にし、年寄りの知恵を借りて村作りをしよう」という趣旨から開催されました。その後、この運動が全国に広がり、1966年に9月15日が国民の祝日敬老の日」となりました。Microsoft bing.com