前に進むための場所

過去の掘り起こしを未来に繋げる

味、食感…「どの辺に嫌いがあったんだろう?」

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今週のお題「苦手だったもの」

 

幼少期?、それよりも幼かったか

週末の晩御飯のおかずに

焼き鮭が用意されることがあった

ごはん茶碗には白米が盛られている

わたし用にはない、焼き鮭

左側に座っている父が

無言で焼き鮭を箸でほぐし、骨をよける

その鮭の身が適当な大きさに成り

わたしの白米に乗せられる

つぎつぎと鮭のほぐし身が追加される

そうでもしなければ

焼き鮭を口にしなかった私

はじまりと、終わりは不明な

焼き鮭の記憶

良い思い出だとは全く思わない

この記憶にいつのまにか自分自身で蓋を

したのか定かではないが

期間はわからない

その時、父は無言だったし

わたしも終始表情すら変えなかった

 

おにぎりの具材で”鮭”がある

それを引いてしまおうものなら

罰ゲームだと感じていた

 

幕の内弁当のイメージは

”鮭”が添えてある

数年前にセブンイレブンさんが

発売した幕の内弁当には

【焼き鯖】

が用意されていた

弁当開発担当の中にも

”鮭”嫌い

がいるのではないかと

”悦”に入った

 

お茶漬けの選択肢に”鮭”は入らない

永谷園シリーズからチョイス

するとしても…

1.梅

2.わさび

3.しょうがなかく海苔の順番だ

 

小学生時代の年始、お正月の料理

並ぶ皿の中に

ノルウェーサーモンがある

酸味があったり、

ソースが掛かっていたり

焼きではないことは間違いない

けっこう好きな雰囲気だったのか

焼き鮭を突き放すいきおいで

ある程度口にした記憶が残っている

「生臭い…」という表現は知らなんだが

少し感じていた

 

令和を跨ぐ前くらいからは

自ら進んで食の選択肢の中に

”鮭”

がある

【焼き鮭】も食べる

おにぎりを選ぶ時に

”鮭”

を手に取る時もある

常に足を運ぶスーパーの棚

寿司コーナーには

(サーモンづくし)がある

結構な頻度で買い食べる

食べる側の気持ちを汲んでくれている

焼き鮭の皮目

パリッとした仕上がりは

好感が持てる

焼き鮭の皮が『旨いっ』と

素直に喜べる

 

骨の位置を探り

鮭の身をほぐす技術も

いつのまにか父を越えたと思っている

自負がある

 

いつからそうなったのか

ターニングポイント

は全くの不明だ

ひとつ言えるのは

過去の鮭は

とにかく【塩っ気】が強かった

令和に舌で感じる鮭は

オーバーな言い方をすれば

ふっくらした身をしている

しよっぱい物を食べているのではなく

魚を食べている