読了は出来ていない。
「メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問 PHPビジネス新書」
著者:細谷功
電子書籍を読み終えるとレビュー投稿を求められる。
直ぐに脳裏に言葉が並べば軽くでも記載して投稿はするが、なんだか頭の中を整理できていない時は後回しにする。
次に読む本の候補をあげてくれる為のプログラムは便利な反面、それを複雑に悩ませる時もある。
もう少し次に読む本の情報が欲しい時はレビューを参考にする。
この「メタ思考トレーニング」はクリエイティブとか、発想力をキーワードにして数珠つなぎでランダムに本を読んでいた時にオススメに表示された。
先に読んでいた本はメンタリストDaiGoさんの【超 発想力】だ。これを読み終えた後に推されてきた書籍。
PHP系の書籍の表紙は個人的にとても寂しく感じる。すごく本の表紙、表情がドライに映る。それがいつもPHPの書籍を手に取るのを躊躇させている気もする。
そのため今回はレビューを流し見してみた。
amazonでのレビュー件数は約1,000件を超えていた。
ある程度レビューを流していると1件強く批判的な内容がみれた。
今まであまり強く批判する、否定するようなレビューをみたことがなかったので目を引いた。内容としては「よくあるインターネットの情報を集め並べただけ。買って読むほどの内容ではない。」と書かれていた。
そんなに自分が持つ情報や教養が手に取った本より上回っていたのか?
本を読んだあとに著者よりも情報を先回りして「そんなこと既に知っていた」風なことを思ったことがないため逆に新鮮だった。
たまにはBADレビューから本をチョイスしても面白いかもしれないと考え、この「メタ思考トレーニング」を読むことにした。
この書籍は※「メタ思考」をテーマに置き、それを説きながら演習問題を投げかけてきてくれる。
※メタという言葉はあまり馴染みのない言葉かもしれません。文字通りの意味はある物を一つ上の視点から客観的に見てみるということです。
例えば「もう一人の自分の視点で自分を客観視してみる」ことが重要だと言われることがあります。…。
(本書、冒頭より抜粋)
演習問題の1つに【お寿司以外の「回転〇〇」を考えよ】というのがある。
もう少し詳しく書くと、既に成功例としてあげられるのが韓国で展開されている回転寿司をビジネスモデルに提供商品は「しゃぶしゃぶ」に替えたものがある。
寿司、しゃぶしゃぶに替わるモデルはあるか?
正直、思いつかない。
飲食業に従事していたが、いくら考えても思いつかない。
「回転寿司」
このビジネスモデルを寿司だけ【何かと】替え、成り立ち利益を得られるということを考える。「回転〇〇」を考える。むずかしい。
イタリアンのメニューでピザ、パスタを当てはめたところで「回転〇〇」は成立しない。例え強引に走り出せたとしても続かない。
そもそもスタッフのオペレーションうんぬんもある。
パスタは?麺を茹でる時間があらゆるシチュエーションを邪魔する。
仕込みの段階でも噛み合わない。
意外と「寿司」に替わる「〇〇」は存在しないのではないだろうかと考える。
「韓国の回転【しゃぶしゃぶ】で成り立っているという情報に驚きだ。」
中華でイメージしようとしても...
餃子?焼売?小籠包?...そもそも主食にならないし、老若男女問わずということが成立しない気がする。
デザート、ケーキとかシュークリームではいける気がするがこれも主食ではない。
仕込み、コスト等はクリア出来そうだが一家団欒の食事は演出できないだろう。
バイキングスタイルで成立してはいるが、あくまでデザートは食後や間食であることで映える。
このような形で頭の体操にも良いが現状、いくつもの演習問題に対して明確な自分の回答を用意できていない。なかなか前に進めてはいないが気分転換には良い。
やはり自分はアマノジャクなのか、BADレビューを拾い見したことで逆に意欲をかき立てられた。
しかし、結果は功を奏した。