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【市場価値、値段と時間のうねり|著者達はどう受け止めるのだろうか】

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絶版後の本がAmazon楽天で約48,000円、下の価格帯は約16,000円で販売されていた。

それは児童書の【金色のライオン】

思わず声を上げた。流石に値段を見て驚いた。

私が価値を理解できないのか。

こういった価格高騰の理由は正統性と裏付けがあるのだろうか?
些か素直には飲み込めない。

当時の価格帯とはいかないまでも探せばもう少し優しく手に取れる可能性はあるのではないだろうか。
上手く言えないが違うとしか発せられない。

勿論、そういう時代なのかもしれない。

「過ぎた時間や思い出を取り戻すのは容易ではない」

理解は出来るが、違うのではないか。

 

 

私は幼少期に本を読む事が不得手だった。
姉は読書が得意でたくさん読んでいた。どんどん読み終えて行った。
その間の私は【金色のライオン】を手に取るが、ページを捲る為に1行目からなぞるが読み進める事が出来なかった。
何度繰り返しても次の行、次の段落に進むことが出来ない。
変に苦しかったし、どうしていいかわからなかった。
確かその児童書は母が読書感想文用に購入し選んでくれた作品だったと記憶している。

何とかして読み終えたかった【金色のライオン】は約10ページも読むことなく本棚にしまわれた。以降、その書籍に触れることはなかった。
それを昨日、突然思い出した。

 

今度、実家に寄った時でも物置化している部屋の本棚を探してみよう。


今は便利な時代だ。
見えないうねりが有るように感じる。

 

 

この1冊には私も思入れがあるので、少し深く検索してみると「復刻」の【金色のライオン】はヤフーで1,980円、Amazonでは16,000円で販売されていたのも見かけた。

 

絶版・品切れ本を復刊させてくれるサービスの復刊.com上では税込みで1,980円と表示されているが現在品切れ。137件の復刊リクエストがされていた。

(各所で生涯忘れられない児童書BEST10に入ると評され...)とも記載がある。

『金色のライオン(香山彬子/佃公彦)』 投票ページ | 復刊ドットコム

まとめると【金色のライオン】は絶版後も大変人気があり復刻されるも直ぐに売り切れる。それぐらい人気がある為に価格高騰が起きている。しかし、web上で1,980円から8,800円まではSOLD OUTが確認できるので約10,000円以下までは需要と供給が成立していることが分かる。

どうしても手に入れたい気持ちはわからなくもないが約48,000円は今後成立するのだろうか。又は再度復刊リリースの時は1,980円より価格は上がってしまうのだろうか。

 

願わくば真に必要とする方の手に届いて欲しい。