前提、概要
ランチはマクドナルドで食べることにした
その店舗は未だ行ったことがなかった
馴染みのある土地ではないが稀に通過する程度の場所
頻繁に訪れる道路ではない
お互いに数回以上はそこを車で通ったことがある
中央分離帯があるような作りをしており片側2車線
そのマクドナルドへは左折でしか侵入することが出来ない
勿論、そこから帰る際は左折して左方面へ向かうことしか出来ない
中央分離帯のような作りになっており
その日、道路の中央の状態は工事中のようだ
※当日、ドライバーの健康状態に異常はみられなかった
発生状況、流れ
- 特に変わったことはなくランチを済ませた
- 談笑を継続しながら車のエンジンをかけ、帰路へ発車する
- 会話は続いている
- 道路は2車線、当然だが目に映る光景は左折しか考えられない
- ドライバーは何故かウィンカーを右に出す
- 偶然にも道路がすいていて直ぐに右折可能であった
- 助手席の同席者は右折してしまう異常事態に気づく
- ドライバーに右折禁止、逆走、左折のみの道路環境を伝える
- 時すでに遅し車が右折し2車線奥側、中央分離帯よりへ車が侵入
- 運が良く道路は閑散としている
- 当然だが右折し侵入した道路先にある(逆走中)信号左側から右折してきた車がおり対面状態になる
- 運よく相手側車両のスピードもあまり出ておらずお見合い状態になる
- ドライバーは先に促したことで落ち着いて状況を回避
- 退店したばかりのマクドナルド駐車場へ避難をする運転操作をとる
- この時、変にドライバーがパニックにならなかった事が幸い
- 併せて対面したドライバーも即停止してくれたことで事故は免れた
- 最悪の事態は正面衝突が予想された
- 本当に運が良く、昼間にもかかわらず道路状況が閑散としていた
事例の検証、同じことが起きているか?
後日、自分の車のディーラー担当者へこの出来事を話してみた
やはり同じような道路環境で同じように左折侵入進行しなければいけない場所で誤って右折侵入をしてしまったお客さんがいたようだ
発覚したのはそのディーラー担当者が朝、自身の勤める店舗へ出勤すると自社で販売したばかりの車が店舗前へ置いてありフロント部分が見るに堪えない状態になっていたことがあるそうだ
その事故車両のドライバー本人から伺った話では
- 夜~夜中の時間帯
- ガソリンを給油する為に左側にあるガソリンスタンドへ侵入
- ガソリンスタンド前の道路は片側2車線
- 反対車線を目隠しするような木々が少しあり、なんとなく反対車線も見える作り
- ドライバーは給油を終え何事もなく退店し、右折して道路へ侵入
- 憶測だがその時も道路が閑散としているから右折できてしまったと予想
- 右折進行した為に当然のように走ってきたトラックと正面衝突した
- ドライバーは重症には至らなかったようだが入院する程の怪我を負った
九死に一生を得る
なぜ起きてしまうのか?
改善対策はあるのか?
ドライバーの意識改革以外になにができる...
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保守事故 ヒューマンエラーの未然防止のマネジメント [ ジェームズ・リーズン ]
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