魚を摂取する習慣が下手だ。
気づけばいつも肉で済ませているように思う。
魚を摂ろうと思い(重い)腰を上げなければなあなあに成っている。
コンビニでおにぎりの具材、魚を選べば済む話ではあるがどうやらそういうことではない。
焼き魚を食べたことで解消される何かではないのだと。
チェーン店の蕎麦屋、セットメニューで付けることが出来た焼き鯖丼もひとつの手ではあるのだがまた違ったニュアンスだ。
要は生魚であることが納得の切り口なのか。
そして、【はま寿司】へ向かう。
接客ということが皆無と化した飲食店の現状は楽でしかない。
マイナス要因など存在するのだろうか。
店員と会話を楽しみたいというような需要があるならば板前がカウンターで握る寿司屋へ足を運べば解決の糸口はあるだろう。
魚を食べたいだけなのであればそれは必要がない。
10:30に開店する【はま寿司】へは当然に休みの日しか行くことはできない。
魚を食べると意気込みカウンター席を陣取った。
しかし、注文した品は順番に豚汁、茶わん蒸し、サーモン3種だ。
【サーモン】を摂取したかっただけなのかもしれない。
寿司を食べにというよりも【サーモン】を食べたかった。
そして、摂取する食べ物のバランスを自然に、必然に考えてしまい椀物も摂る。
この3品だけで欲は完結した。
会計は583円。
税込みだ。
レジで会計時、楽天ポイントが付与できる。
おまけとしては十分。
大した数字ではないが、こういった流れは次にまた足を運ぶ大きなきっかけと成る小さなアトラクションの様なものだ。
【はま寿司】は握りをタブレットで注文する際にシャリを
通常または半分
と選ぶことができる。
同僚と【はま寿司】を訪れていた際には頑としてシャリ半分を選んで食べていたが気づけば魚を摂る量だけ増え、自分の体内から香る物が生臭くなっていくだけの時間を感じた時にシャリは通常にしようと改めた。
今はスーパー、コンビニでもサーモンの握りが購入できる。
それでも満足は得られる。ある程度大丈夫なんだが【はま寿司】で食べることは少し日常に特別感を付与した気にも成れる。
食べる事や、呑むことに【量ではなく、質なんだよ】とBARのカウンターで呟いていた年長者の言葉が染みてくる齢に達してきている。