今週のお題「芋」
休憩時間に声を掛けられた
いつも仲良くしてくれている年上の女性だ
手を招いてくれたので、近寄る
透明なビニール袋をそっと手渡された
こういう時は”みんなに配る分はないからね”
ということだ 察した
定期ではないが調理が趣味なのか
手づくりを頂くことがある
今回のそれは、ぱっと見で
ケーキか、パンか?
昼休憩にでもご相伴にあずかろうとした
自分の持ってきていた昼食を終えたところで
頂いたビニール袋に手を伸ばす
カットされたそれは
多分、大き目に焼き上げた蒸しパンだ
丁度良い手ごろな大きさにカットしてある
流石、初めてではないな
少し端のほうに顔をみせる具材は…
栗にも、芋にもうかがえる
歯で、舌でたんのうすればと思ったが
明確ではなく、うっすらと芋かなと意識した
休憩中にビニール袋を渡された直後
小さい声で言っていた意味が理解できた
「いもむしぱん」
『芋蒸しパン』
その時は発せられた言葉を上手に変換出来なかった
…芋ね。