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ストーリーが巧い。|映画【先生、私の隣に座っていただけませんか?】

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サムネイル画像は柄本佑黒木華。タイトルは【先生、私の隣に座っていただけませんか?】あらすじを少し読むと不倫。また不倫物だけど洋画と邦画を繰り返し1作品づつ観ようと試みるがそううまくはいかないのでそれを観る流れになった。漫画家が主人公(黒木華)なのはあらすじでも理解は出来た。メインサムネイル画像に一緒に写っているのが柄本佑なので、彼が夫であり不倫をする役なんどろうと。

 

キャスティングがドハマリした作品だと思います。

黒木華さん:なんかホワッとしたニュアンスの空気を映し出すのが上手。

柄本佑さん:演技なのか素なのか弱腰の役が光る。

風吹ジュンさん:間に入り中立を保ち、なんでもないように流していく抜群のセンス。

奈緒さん:役所、微妙な立ち位置を巧く表情で魅せてくれました。

金子大地さん:黒木華さんより年上に見えては映えなかったと感じました。

 

不倫物を観ていてたまにあるシーン。不思議と思うところは、現実世界でもそうですが不倫の当事者(作品中は夫:柄本佑さん)が妻に疑惑があるようなことになると自分は不倫を既にしているのに動揺するのはなぜでしょうか。これは色々な作品を観ていて疑問に思うというか、不倫をしている人が自分のパートナーに不倫をされると穏やかでなくなる。人間の心理なのでしょうか。自分勝手な気もしますが、そういうものなのでしょう。物語の中では演出として必要ではありそうです。

 

巧みな展開。FAXを使った演出とか、漫画作家という流れで本人達と漫画の作品を同化して今どちらが進行しているのか迷走するような見せ方は驚かされました。好きですこういった演出。困惑しますしね観ていて。しかも、終わって完結したと思ったシーンは私が勝手に勘違いしただけで物語は続いており綺麗にラストが用意されていました。

ユニークです。

 

余談ですが、編集担当役チカ:奈緒さんの髪型は独特でした。ロングヘアで前髪パッツン。サイドは重く見えるのにそこから後ろ髪はサラリとしている。立ち方、姿勢で変わる。あんなに表情に変化があるヘアスタイルは素敵でした。

おまけ:作中に登場する漫画の原稿(描かれているタッチ)がどこかで見たことあるなと思っていたらエンドロールにて【漫画原稿協力:サターンリターン 鳥飼茜】とまさかのクレジット。読むのが止まってしまっているサターンリターンを煽られた感じです。