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物事を言葉で表現しない状態|映画【沈黙のパレード】

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偽証罪は…沈黙罪はあるんでしょうか?」

宮沢麻耶(吉田羊)が言った

最後の最後まで【沈黙】という言葉を交錯させた作品

パレードという表現はおこがましくも巧い

タイトルが結末までしつこくも執念のようについてまわった

久しぶりに顔を観せた吉田さんはやはり上手かった

ケンティーとお泊りで…なんて沈黙でクリアになってないのだろうか

 

この作品は当時公開前のトレーラーで何回もTVで目にしていた

やっとこさ視聴したのは今年、10月だが

沈黙のパレード : 作品情報 - 映画.com

予告で意識させられたのは過去作、いつもなら脇で固めに入っている草薙(北村一輝)の表情と短いセリフだった 誰がソレをみていてもキーマンになっている作品だろうと通ずるようなトレーラーだった いつもとは違い無精ひげが目立ちメイクが暗く言葉は重かった そしてやはりそうだった

 

冒頭、開始から10分間で出演する主要人物の98%程度が全員顔をみせるという物語はあまり記憶にない それだけでも圧巻だった 残りの2%にはわざとかどうかは不明な演出、非常にダサく登場させる湯川(福山雅治)がいた もう一人コアな人物は蓮沼(村上淳)みなさんは”ムラジュン”を御存知だろうか?わたしが初めて彼を知り得た時代はストリート系のファッションモデルとしてよく取り上げられ、相方・奥様は歌手:UAさんだ いつのまにかKEE(渋川清彦さん)同様に俳優としてすごく前に登場するようになった

 

今作品はあらゆる役者さんの巧さが際立った 沈黙がテーマでもあるし沈黙を表現するというのは音がなく言葉での表し方はさせてもらえないのだから難題だったろうな 中でも”ずん”飯尾さんはいい役者さんですね 深味があったな表情も

 

挿入歌は『Jupiter』で勿論、歌い手はオリジナルの方だった この曲はリリース当時から自分にも強く響いていて何か奥深い物を感じていた 何回も聞いたし、未だに思い出したかのようにyoutubeを使って視聴する曲だ 原曲があることを知ったのは海老蔵さんの亡くなった奥様が好きな曲で特集された何か番組を観たからだと思う 原曲があることを知った時はなぜかオリジナルではないことに角度を変えた見方をしてしまったが、そこに自分なりのオリジナルの歌詞をのせた曲としていまでは日本に残る曲として成立したのだからやはり物凄い才能だろう 1度だけお見掛けしたことあるがランチタイムのピッツェリアに打ち合わせか何か、5人くらいで来てた 帰りに私たちに向かって「ごちそうさまでした」と深々と頭を下げてくれたのはその人だけだったな

 

東野作品は昔から好きで【白夜行】からファンになったのかな…その後に東野作品が読みたくて本屋で手にした短編集のような小説を急ぎ早に読んだのだがあまりに濃度が濃すぎてドキドキしたし怖くもなった その短編集は高速道路がテーマになっていて走る車の車中での男女や、運転手と助手席のやり取りを描いている ただまつわる物が事故に繋がる内容だから人によって辛い捉え方もあるだろう 物語を読み進めると次に次に登場する人やストーリーが遠からず近からず絡む作りに仕上げてある 高速道路を運転したことがある人が読むと怖さの臨場感は数倍に成ると…わたし自身は少し鳥肌が立った あとがきのような部分を読むと取材として交通機動隊へ伺い、その小説は生まれたようだ タイトルは忘れてしまったが部屋を探せばあるのか?ネットで検索すれば再読可能だろう

 

エンドロール…照明協力の欄、一番初めに「泉谷しげる」とクレジットされていた…歌手の?…さん?だろうか 福山さんと仲が良くて友情出演?同姓同名か?

エンディングの曲はそのまま「Jupiter」が流れると勝手に思い違いをしていたようで、この作品の主人公は湯川(福山雅治)プラス内海(柴咲コウ*1最後はKOH+の歌声で締めだった それもそのはずその曲を作成しているのは”まちゃ”だったから

 

 

パレードとは、祭事や祝い事、イベントなどで、見物人に見せるために屋外を行列で進むこと、またはその行列のことです。パレードは、ショー的要素をもった行列で、歌、音楽、踊りなどを伴い、山車や徒歩、騎馬による行列が行進します。
パレードには、テーマパークの中などで一種のショー・アトラクション的に行われるものと、公道を通行止めにして行われるものの2種類があります。google.com

 

*1:※いつのまにか吉高さんに替わってしまったが今後に期待だ※