会社へ向かう車中BGMにしているのはYOASOBIのBest版。これをスマートフォンからbluetoothでカーオーディオに接続して流し、会社の駐車場に着いてしまうまでに気分を高める日々だ。
今朝は気分を変えたかったのか家を出る前から坂本龍一氏のアルバムを流していた。
いつもの国道を走り、いつもより気持ち早めな時間帯。
4:45a.m. ぐらいに流れていた曲「/05」は腹の下あたりを軽い高音が低刺激し続けるような状態が一定期間中繰り返される。
『心地は良い。』
耳に入っていく音の感じがどうしてそう思ったかはわからないが懐かしのTVドラマ【オレンジ デイズ】*1で使用されていたBGM、挿入歌を思い出させた。そのドラマは天才ピアノ少女が聴覚を失い、大学で出逢った二人が恋をしていく…物語。古いドラマだがとても好きな作品である。
坂本龍一氏のアルバムをシャッフル再生しているとYMO時代の作品がクレジットされていた。
【増殖】
ラジオ番組のような演出でコメンテーターとして声を発しているのは多分既存メンバー達だ。音楽、”ロック”をテーマに評する言い合いをするのだが音(落とし)しどころは決まって
「いいものもあるが、わるいものもある」
と続く。『私なんてレコードを5万枚も持っていて…。』、「いや、僕なんてレコードを8万枚も所有していて、それを全て聴き…。」なんてやり取りが続く。
メンバーの誰がどのパートを担当しているかまでは私には聞き分けられないが、タバコを加え、ライターで火をつける動作は音だけなのにどこまでも鮮明で驚いた。
非常にコメディタッチな作品であり久しぶりに自然にクスッと、ニヤリと笑わせてもらえ表情を歪めさせてくれた。早朝から暗闇を走る車中にマッチしているかどうかは不明だがこの【増殖】は聞かせたかったというよりも当人達がこれをやりたかったのではないかとしみじみと感じた。
こちらとしても、とてもいい時間を頂けた。
有益な通勤時間と成った。
坂本龍一氏の曲に初めて強い印象を受けたのは缶珈琲のCMだったか…
【ウラBTTB】なのかな。
子供ながらに耳にしたその旋律は深くて、重くて、感想を表現できなかったがすごく良くてずっと頭の中に残っている。そこからはTVや雑誌でその名前が出ると注目した。
未だ足を運べていない【坂本龍一トリビュート展】が開催されている。忙しくもないのに何を理由にして未だ行くことが出来ていないのかはわからないが、早急になんとか予定をつけ行ってみたい。