前に進むための場所

過去の掘り起こしを未来に繋げる

自分には何もないと思っていたから

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特別お題「わたしがブログを書く理由

 

症状があやしく咳もでてきたために病院でPCR検査を受けた翌日、担当した医師から直接電話での問診結果を伝えられた、判定は陽性だった 誰しもがこの時「自分が…」と頭でつぶやいたと思っている 余談ではあるがこの時期の病院は勝手に病院内に行くことは許されておらず、館内にも入れず車で伺う場合、来院前に電話で駐車場の警備員と会話をし、誘導指定された駐車スペースへ車を停車し車内で待機、看護師が来るのを待つ その時担当した看護師はわたしに「PCR検査はしなくて良い」とはっきり言った それを遮ってPCR検査を依頼した結果がこれだ…

コロナウィルス感染、症状2日目

以前から予約していたトイアンナさん開催の

「初心者の為のライティング講座」

ZOOMを使用してのオンライン実施だったので布団に横たわりながらでもなんとか受講可能だろうと思い挑んではみたが予想外に病院から出された薬は眠気とコロナ感染の作用か判断できないくらいに脳をあやふやにさせた

それでも「今、受講しないといけない」という変な向上心が芽生えて応募した講座だったからか必死に喰らいついていた日だったのを記憶している 講座のタイトルにぶら下がる『初心者』…しかし蓋を開けてみれば参加者はある程度経験がありそうな様子が安易にトイアンナさんの発する言葉で理解できた 聞こえてくる音声を拾えている限りズブの素人はわたしくらいに感じた

次々にトイアンナさんから出されるお題にサクサク対応していく参加者の中、わたしはあまり対応できず頭も回らずに聞き手にまわりだした 当初から何かを、ひとつでも次に繋がる何かを得られればと思い受講したので嫌な気はしなかったが、進行していくスピード感と内容の深さに置いて行かれる自分に恥ずかしさは当たり前にあった

ZOOMでのオンライン講座が進めば進むほどに、わたしのコロナの症状もしんどさは増していったがなんとか最後まで受講できた 記憶は曖昧だが途中の休憩時間の間に薬が効いたのか寝落ちした感じも少なからず覚えている

コロナ感染の中、無理してでも参加した意味はあった、得るものは大きかった この後の”何”に手をつけようか、学ぼうかの指標になった

 

この後、コロナ感染による自宅待機期間も含めて勤め先が掲示する規定日数を満たし無事に症状はなくなり完治した 生まれて初めての完全なる自宅待機期間、休暇とか連休とかで捉えた場合はあっという間に感じて来た時間の流れに対して”この強制的な自宅待機”玄関のドアを開けて50歩にも満たない距離、ゴミ置き場へ行くことさえ許されなかった役所からの通達 2度経験したいとは思うはずもない

 

日常を取り戻すことが出来、異様な不安状態から解放されたわたしは副業とまで大きなことは言わないが自宅の中という空間、交通費が発生しない場所で自分の手を動かし無作為に情報収集をしPHPのプログラミング講座を適当に受講し始めた この時にプログラミング言語の選定をPHPにしているのだから少なからず”ブログ”に着手しようという目論見はあったんだろう youtubeを元にPHPをハードル低く学び始められる情報を得てとりあえず無料で開始できるサイトに登録し手を動かしはじめた youtubeで学ばせて頂いた先導者の案内ではとにかくサクサク進めて、数日で規定のレッスンを修了させてオリジナルを作成することがポイントとだと熱弁していた しかし、オリジナルサイトを作成する発案力に乏しい私は1日、悩んだ末にここから流れを変えてコピーライティングとブログに関する書籍を読み漁る行動に方向転換した

 

書籍を読みある程度、知識が付いてきて世の中に配信されているあらゆるジャンルのブログにとりあえずアクセスし取捨選択をして、好みのタイプを読み進める 繰り返し閲覧しとにかくブログの概要をつかみ、感じ取るのに時間を費やした 3か月くらい経過した頃からか、自分が選んでアクセスしている大多数の記事が【はてなブログ】から公開されていることに気が付いたので自分のブログもはてなブログで書いてみようと思った

 

そうは言ったものの、とにかく何から始めて良いかはわからなかった 先にPHPの勉強をしていたからか操作等に困ることはなかったが、それよりもやはり文章を書き【公開】することに一抹の不安を覚えた 端から見ればマイナスに働く点もなにも、身バレしようが損することはない立場で生きているのに無駄に自意識過剰、恥ずかしさみたいなものが根底にあり一歩前に踏み出す意識を変えることがとにかく難しかった 今思えば不思議な自分へのおごりだ 他のインターネットサービス、SNS等で沢山フォロワーがいるわけでもないのに何にかまえていたのか 当時の心境は黒歴史として語る事さえ今では容易だ

 

ブログを書く、公開しようと決めてからは当然だが”何を”書いていくのかが問題だった 当然にわたしは芸能人でもないので日々ものすごいことが起きているわけでもないのだからとここでも無駄に悩み、時間を費やした 未来について文章化することは困難だが、過去について記憶を掘り起こし文章化することはわたしにも出来そうだと思い書き始めた 面白いもので学生時代の授業の時の作文のほうがもっと高速に”書き出し”の部分に困らなかったんじゃないかと客観視できる程に書き始められなかった 書き始めてしまえば案外と記憶と照らし合わせながら文章がおかしな状態であろうがノートパソコンで文字をタイピングする指は軽快に進んで行く この時”書き出し”が偉い高い城壁になった為にとにかく改めて人気のブログサイトを再度漁り”書き始め”だけを読み続けた

 

かくしていつのまにやら何本か記事を公開していくことが出来て【自分のブログサイト】を運営している状態にはなった 感情としては不思議な気持ちが続いた 当時すでに自分のTwitterInstagramのアカウントは存在し、適当に投稿していたがそれらとは気の持ちようが違った なんだか「自分を自ら撮影し、ポートレイトをインターネット上に公開しているような恥ずかしさ」があった 自分の書いたブログを公開した日からは次のお悩み”記事ネタ”を生み出すことの迷子に陥った それこそ仕事中、運転中、寝る前、いつなんどきも「次はどうしよう?」 ネタ、過去の体験がうまく頭の中で描けても、いざ文章化していこうとするとこれまた想うイメージとは違ってくる…この繰り返しだ

 

自分の書いた文章でブログを公開して2か月が経過したくらいの時期に仕事が忙しくなったのか、ネタがつきたのか記事の投稿に間が出来てしまった ある時、何げない流れの中で自分のブログサイトのアクセス履歴を確認してみると自分の想定していた範囲をはるかに超えていた数字が確認できた 「当然だが驚いた」 そして素直に『嬉しかった』 その記事は【電子機器】について初期設定を頼まれ、対応したときのことを書いた内容だった 電子機器の初期設定なんてこの時代に難しく設定されているはずはないが、その製品には特有の落とし穴みたいなものがあり”ソコ”に気づけたことが大きかった 人によっては何かの”改善方法”を見つけなければいけない状態を「好む人」「嫌がる人」にわかれるだろう わたしは電子機器に関しては前者であり【どうにかしたいタイプだ】 この電子機器の”改善方法”をなんとか見つけ出し(※そんなに困難な内容ではない※)無事に初期設定を終えると 「これをブログで書いたら助かる人が一人ぐらい存在するだろう」と翌日、記事にしてブログに投稿した 

直近で特に”その記事”へのアクセス数の反応はなかったが、時間の経過とともに突然アクセス数が上昇していた 憶測だが「ある電子機器が非常に売れ行きが良く、ただ価格は高いのでに他社の類似製品を購入しようとすると私が初期設定をした電子機器と同じ製品に辿りつく」という流れだろうと解釈した しかし、買ったはいいがわたしと同様に”初期設定”でツマズキ、改善方法をインターネットで検索したらわたしのブログ記事に辿りついたのであろう

 

この予想もしていなかった出来事のおかげでブログ記事を書いて、投稿するという行為に特別な感情が起こり書き続け今に至る 結果論だが自分で狙ったところで落ちることが出来ずに、たまたま歩いていたら棒にぶつかり、拾ってみたら活用できた…というような出来事ではあるがわたしにしてみればこのお陰で没頭し過ぎ、自分自身と向き合える作業が成立した事実でもある

並行して今まで以上に本を読む事、言語を学ぶことに貪欲にも成った

コロナ前よりも”時間”の大切さに重みを感じる心境の変化も起きた

そもそも【ブログ】というものがぼんやりしていてうまく掴みとれずに不明確だった私が日々、読みたい、書きたい欲求に駆られている事実は存在している