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マーティンの工作は謎のまま|映画【聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア】

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注意喚起でもある。PG12*1という視聴既定を見落としていた。

PG12でも足りないくらいの内容、物語。

過去を示せば「セブン」、「羊たちの沈黙」、「ソウ」の類だ。

サイコサスペンスが苦手な方は視聴NG。

 

過去、軽率にも私が映画「ソウ シリーズ」にハマっていた時、先輩から『何か映画をレンタルして観たいから1つお勧めして?』と聞かれた際にうっかり「ソウ」を推してしまった。後の祭りで軽いクレームが先輩から返って来た。その先輩には幼稚園にこれから通うかというような年齢の子をお持ちだった。「ソウ」を仕事の帰りにレンタルしてきて自宅で視聴。再生を始めて30分も経たない内に消したそうだ。翌日に『子供が観たらどうすんだ?』と苦笑い強めのコメントを投げられた。

 

この作品【聖なる鹿殺し】もそうだと言いたいわけではないが、似たり寄ったりだ。

「正直、キツイ。」

 

主要人物は心臓外科医、妻(眼科医)、娘、息子の4人家族。謎の少年は高校生くらいのマーティン。マーティンは母と2人暮らしだ。

 

冒頭から停止ボタンを押す人がいたと私は思う。

理由は再生して直ぐはモニターに映る画面は真っ暗、一定時間続く。

その後はいきなり臓器が映し出されてこれも一定時間続く。

この作品を映画館、スクリーンで鑑賞した方々は流石にひいたのではないか。

私はなんとかオープニングを乗り切り最後まで視聴し終えたが、何度も辛い部分はあった。

物事を置き換えてみれば大切な物を傷つけられていく側と既に大切な物を奪われた側の心理戦のような描写。

 

道徳は受け止め方か倫理観か…

 

物語は分かりやすく進行するので直ぐに誰がどうしたからこういう状態なんだということが理解できる。犯人捜しで頭を悩ませることはないが、見どころは守っていく側の精神状態と攻撃してくる側のトリックだ。私は最後までトリックのようなポイントは暴かれないのか疑問に思ったがそこが小説でいうところの最期に読ませる一文なのかもしれないと完結させた。

 

繰り返すがサイコホラーが好きでなければ観ることはお勧めしない。

 

 

*1:「PG12」は映画のレイティングの一つで、12歳未満(小学生以下)の鑑賞には、成人保護者の助言や指導が適当とされる区分のことを指します。