今週のお題「納豆」
結論は出ている。
三味一体の黄金率に舌も身体も納得している。
それをスプーンで口に運び、生で食す。
「染みる旨味。」
【おかめ、からし、タレ】
どれが抜けても達しない。
巧さ。
このブランドが好きだ。
物価高騰であらゆるもの価格が税込みで目に入った時、
それらは手に取るのを躊躇させる。
が、【おかめ納豆】は違う。
現在も税込み100円を切る。
1個3パックのロットも変わらない。
過去には、あらゆるものを試した。
他社のワサビ、梅など少しティストを変えた品。
しかし、何かが違う。
納まらないバランス。
タレ付属なしの製品も試みたがやはり塩梅が良くない。
好みの醤油を和えようが違う。
【おかめ納豆、からし、タレ】
この三味一体の黄金率が匠だ。
過去にはTKGありきだった若さもあったが、
いまでは生でやる。
これが一番だ。
納豆巻きも捨てたもんではないが違うんだ。
たまには良い。
要は、他と合わさることで【おかめ納豆】の旨味が
削がれる。
白飯は旨味を半減させ、白飯を食べる事を促進させる。
それが故、【おかめ納豆】の輝きを薄める。
パックを開け、
透明な納豆にふせられたビニールを中央に渦を描くように
ねじり取ることでビニールは綺麗に剥がれる。
先によけておいたカラシから中央に垂らし、
後からタレをまぶすようにかける。
その後はステンレス製のようなスプーンを使い
最初は正方形に近い納豆の平面を切り分けるように
縦にスプーンの柄を奥から手前に引いていく。
次に、四隅を順にすくうよう、中央に集めるように
【おかめ納豆】を真ん中に盛る。
集める。
仕上げはスプーンの裏側を使い中央に集めた
【おかめ納豆】を潰さないように四隅に広げるよう
スプーンの裏側で押さえていく。
広げていく。
これを2度、3度、日によっては4回、5回と
繰り返す。
適度な粘り気が付く。
混ぜ過ぎも、しなさ過ぎもよくない。
個人的な塩梅で、個人的な粘り気で
仕上がる。
スプーンで1/3程度をすくい口に運べば
三味一体の旨味が口に、舌に乗り
広がって行く。
五臓六腑に染みるかどうかは
神のみぞ知る。