今週のお題「夏野菜」
揚げ茄子のトマト煮込みは夏野菜のカポナータ…
というのが直ぐに思い浮かばれた。
イタリア料理、今が旬の季節の前菜。
冷菜、温菜どちらでも提供できる。
似たティストのラタトゥイユは追いかけるように思い出された。
こちらはフランス料理での枠組。
両者は調味料の使い方などで違いがあるらしいが、
純粋に口に運ぶだけの人達からすれば総称して夏野菜だ。
使用する夏野菜には当然トマトが先に選ばれ、
後はお好みで…
なんて感じだが…
大抵はズッキーニ、セロリ、パプリカなどで構成されるのではないだろうか。
彩り綺麗な夏野菜。
トマト煮込みの為かバゲットに乗せて食べても良し。
パスタのソースにしても楽しめる。
仕込み料理。
量を作り過ぎたところで消費可能な万能さ。
粗挽き胡椒、ハーブを織り込んでも申し分ない。
カポナータ、ラタトゥイユを知り、食べる事が当たり前になった時期。
映画【レミーのおいしいレストラン】
を観た。
それは食がテーマであり。
レストランが舞台であり。
ネズミとコックが主人公で。
厨房がメインで、客席にはスポットライトが微かにしか当てられない。
食感や、見た目もあってか…
ダイス状にカットされたその料理のイメージが覆された。
映画【レミーのおいしいレストラン】
ではラタトゥイユに焦点があてられている。
スライスされた野菜のラタトゥイユ
魅了された。
自分がこうだと思い描いた物に関しては固定概念が強くなる。
食べる品においても。
映画【レミーのおいしいレストラン】
は「ラタトゥイユ」を通して
料理の深味と食べる喜び、
その人の人生観を綺麗な物語にしてくれている。
エンドロールが始まる直前に感じた事は
正直、その奥深さには衝撃があった。
大人が理解出来る作品。
子供たちは映像やキャラクターの個性で十分楽しめるが
本当のメッセージには未だ気づけないのではないだろうか。
夏野菜の本当の旨味とは。