けっこうな厚みがあった本【ソフィーの世界】
アドラー心理学の訳本とかを好み、ニーチェの言葉等の完結している文章の本をよく手にしていたので違う視点の哲学に関する本を読みたかったのがきっかけだ。
ネット記事で初心者向け哲学書の紹介を見て近所のBOOKOFFに足を運んだら偶然棚にあった。そして値もだいぶ下がっていた。条件がそろえば衝動買い、自分にそぐわなくても良かろうと読み始めた。
しかし、のっけから登場人物や移り変わるシーンに頭はついていかずに読み進めることだけで精一杯だった。そこに哲学者の歴史なども嚙み合わさる事でより助長していった。前半部分でけっこうお腹いっぱいにさせられたことにより、その後は惰性というか読み終えることに力を注いだような状態だ。理解とは程遠かった。
隙間時間で1ページづつ文章を追い今日完読はかなった。あとがきを読むとそこにはやはりそうだったのかと思わせる文章が記載してあった。
「ミステリー作品」
そう、この本は読んだことがある人は理解できるだろうが「ミステリー作品」と表現されれば首を縦に数回振り下ろすことが可能なぐらい難解だった。
正直、私にはまだ早かったのかもしれない。
損をした気分などにはなっていないが上手く感想を述べられない様な面持ちである。
結論としては私にはまだまだこういったジャンルの本は『○○の言葉』とか『○○の教え』が適切なのかもしれない。
今日、【ソフィーの世界】を読み終えたことで次に読む本を漁り、目星をつけたものといえばタイトルこそ知ってはいたが未着手であった【嫌われる勇気】…今更感が強いが介護スクールの講師を担当していた哲学好きの看護師が口にしていたこともあり、しっかり読んでみたいと思ったのが理由だ。
【ソフィーの世界】は2度、3度読むことで謎が解け理解と高揚感が味わえるようなことが文末に書かれていたが果たして私はそこに到達できるや否や。取り敢えず保管書となった。