日本、現代における70代から90代の高齢者が住む家、二世帯だろうがそこはあまり関係性はないと思うが玄関から門、道路までの間に敷かれた道は、スペースは石を敷き詰めたいわゆる砂利道のような形態が多い。(※あくまでも個人的見解です※)
介護職に付随する業務のひとつに送迎がある。車で施設利用者を迎えに、送りに対応する。その際、人によっては患っている内容に伴い車椅子、杖を使い玄関から、はたまた玄関まで移動することになる。弊害が生じる。歩行箇所がバランスの悪い平面ではなく細かい石が敷き詰められた砂利のような作りだと車椅子で通過する際はとても揺れるし、バランスが悪く自分の家だから利用者も仕方がないとはいえとても居心地が悪い瞬間を迎える。杖歩行だとしても杖が石と石の間に埋まりバランスを崩したり、自分が思うような力の入れ方、身体の支え方がうまく出来ない。
そのデザイン、意図は流行りだったのだろうか、または水はけを良くするためにその造りが主体となったのだろうか。勿論、家を建てた、購入した方々がまさか歳を重ねると共に車椅子や、杖を日々使わなければいけない生活を強いられるとは誰も予想だにしなかったであろう。勿論、わたしも介助する側にポジションを置くことを狙っていたわけではない。
自分が住む家の近所の新築建売などを横目でみるときがあるが上記までで話題にあげている玄関から門、道路までの空間に砂利、石などを用いて造られているタイプのデザインはない。やはり時代なのか。いま多く目にする造りはコンクリートで綺麗に舗装された、所持する車が増えたとしても直ぐに駐車場として利用できるような空間になっているように感じる。
補足すれば高齢者の住む家の敷地が砂利でなかったとしても、農家を営んでいたであろうタイプの家は土で覆われている。これもこれで雨の日などはぬかるみ、足場としては悪い条件と成っている。その時代の産物なのだろう。
誰も家を建てる、購入するタイミングでの家族会議において未来に車椅子、杖を念頭において談義するような人はいないだろう。
日本の伝統的な家の造りと砂利道には、いくつかの特徴的な要素があります:
1. 犬走り:日本の伝統的な家屋では、建物の周囲に「犬走り」と呼ばれる土間が設けられていました。これは主に雨水から建物を保護する役割を果たしていました。しかし、現代の住宅では雨どいの普及などにより、犬走りの必要性が低下し、新築の家ではほとんど見られなくなっています。
2. 深い軒:日本の家屋は雨の多い気候に適応するため、深い軒を持つことが特徴です。これにより、雨が家の中に吹き込むのを防ぎ、外壁を保護します。
3. 玄関の段差:日本の家では、玄関に段差をつけるのが一般的です。これは屋外と屋内を明確に区別する役割を果たしています。
4. 和室:現代の西洋式の家でも、少なくとも1部屋は畳敷きの和室を設けることが多いです。
砂利道に関しては:
1. 構造:砂利道は、砂利、砕石、砂などをバインダーと呼ばれる細粒の土で結合させた構造を持ちます。通常、路盤と表層部の磨耗層からなります。
2. 維持管理:砂利道は車両の通過や気象条件により劣化しやすいため、定期的な保守管理が必要です。
3. 現代での使用:先進国では主に農道や林道など交通量の少ない道路に限られていますが、開発途上国では主要道路でも見られることがあります。
4. 日本の歴史:日本では7世紀頃から主要道路に砂利道が使用されており、江戸時代の五街道でも多用されていました。
5. 神社の参道:日本の神社では、参道に玉砂利を敷き詰めることが多く、これは神聖な場所をさらに清浄にする意味があると考えられています。
これらの特徴は、日本の気候や文化に適応した結果として発展してきたものです。
参考、出典:
日本家屋の特徴とは? 伝統的な日本建築に見られる12の特徴 | Houzz (ハウズ)