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着想よし、目の付けどころが好き/映画【インサイドヘッド】ディズニー提供ピクサー作品

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  初めて鑑賞したのは約10年も前のこと。映画インサイドヘッド。

当時は【字幕】で観た。物語が進む中、直ぐに感じた事は人間のあるべき【感情】をテーマにキャラクターを当てはめメッセージを伝えていく作品に関心させられた。感情キャラクターのメインは”ヨロコビ”と”カナシミ”だったのだろうか。

 映画インサイドヘッドを観賞した当時、私は1対1の英会話レッスンに通っていた。とてもハマっていた。週1回は当然にし、多い時で週2回のレッスンを予約し毎回約1時間の講師との対話を楽しんだ。そこで講師に映画インサイドヘッドの感想をつたない英語で伝えると、講師はそれを教材で使えないかと興味を持ち私へ質問を返して来た。私は流石に英語の教材としての視点では映画インサイドヘッドを観ていなかったのでなんともいえない中途半端な回答しか返せなかった記憶がある。

 そこから約10年が経過し、今回は日本語吹替で改め鑑賞した経緯だ。

開始そうそう気づいたかというと、そうでもないが日本語版のキャラクター:ヨロコビを担当した声優は竹内結子さんだった。女優として、役者として好きな方だった。印象強く残る地上波ドラマは「ランチの女王」「ストロベリーナイト」。その他、数多くの作品に出演されていた。声優担当が竹内結子さんとわかるとヨロコビの演技やセリフが竹内結子さんにしか感じなくなっていくなかで物語を観ていた。キャラクターヨロコビが口を開き、動くと重ね合わさるように竹内結子さんが演技しているのが薄く重ねて映るかのようにみえた。1度、字幕で最後まで観たことがあるので違和感はない雰囲気だったのだろうか。終始そんな感じだった。

 この作品の中でキャラクターヨロコビとバディを組むかのように”カナシミ”が印象的だった。悲しみを巧く表現されたセリフとネガティブさ。大竹しのぶさんだということよりも場面における大竹しのぶさんの巧さが強かった。感情の重さや不器用さをよりインパクトあるものとした。

 

 物語の結末では、この時点で既に次回作が予定されていたかのようなシーンだった。このボタンの準備はいやらしくも、楽しみであり、期待を大きく持たせるボタンとなった。