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介護職員初任者研修(講座受講15回目)

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 残す所講座も今回を入れて2回。15回目の講座は座学の試験、実技の試験と駆け足になる部分が多かった。プラスして新たなグループワークも盛り込まれておりそうならざるを得なかったのか、この日は…と計画的にせかされているようにも感じていた。

 

 グループワーク、座学の筆記試験と特に大きな支障はなく事を終えた。そこから実技試験の会場設置が少しだけ手間を取ったがオンタイムで進行していた。

 

 実技試験は1つのテーマを元に計られた。端的にいえば利用者に対しての声掛けが出来ているか、プライバシー保護は出来ているか、的確な誘導が案内出来ているかの点がみられた。

 

 実技試験の為にここまで練習を繰り返して来たのにも関わらず私は本番で大きなミスを沢山した。あがり症が本領発揮したかのようにいつもはできていることが完全に抜けてしまった。場の空気もあったといえばそれまでだし。緊張感に完全に覆いかぶされ頭の中は白という表現に変わり浮足立ち、早く終わらせようという行為が抑えなければいけないポイント、要点を全て省略し試験を終了させてしまった。

抜けた点は以下、

利用者モデルを椅子から立ち上がらせ、立位を取って貰う為に「端坐位」への姿勢を誘導することを忘れた。これにより支持基底面を作ることも飛ばした。そして、立ち上がりの動作には「前かがみ」を案内しなければ膝に力が入らず立ち上がりは難しくなる。これらが全て抜けてしまった上に途中からは利用者モデルの架空の名前すら頭からは消え、名前を呼びながら声掛けをすることなど皆無。終いには杖を使ってベッドまでの歩行を誘導するが、自分が介助する位置からは杖が置いてある場所が把握できずに再度、繰り返し動揺を誘われた。こうなると前述に記載した通り気持ちは焦り、とにかく終了させてしまおうとういう不思議な感情が強く体を動かし加速した。

 

 終わってみれば結果オーライだったようだが、個人的には今後の苦い思い出となった。15回目の講座までに行ってきた演習実績を考慮されての合格判断とされたのは否めない。あまり気持ちの良い終わり方ではない。勿論、不合格とされるよりは良いのだが。最後に自分の詰めの甘さが際立つとは疲労が蓄積していたとはいえ試験に向いていない性格はやはり変わらない。

 余談を持ち込むならば、【端坐位】に関して現場で行う回数、場面に出くわすことがあまりに少なく、基礎の認識が甘かったという結果だ。基礎を知るからこそ応用が効くのであって、応用から基礎に関心を得ることもある。

納得はしているが、消化不良となった。