今週のお題「私の〇〇ランキング」
「スパゲッティでしょ!」
『いや…スパゲティだよ!!』
なんていちいち言い合うような言葉でもある【パスタ】という麺の種類。
それがイタリアンであるなんていうことも後々知ることになる。
全部が【スパゲティ】だと思っていたそれらはあくまでも麺の種類であり、【パスタ料理】の一種だった。
そしてそれらを美味しく食べる為に考案されたソースの種類も大きく分けて【代表的な3種類のソース】がある。これがベースとなり追加される、合わせられる具材(食材)により新たな変貌を遂げる【イタリア料理】パスタ。
コース料理に登場する場合の名目としては【プリモピアット】=Primo Piatto(i)とメニュー表記されている。順番としては前菜の次であり、メイン…よくいう【セコンド】=Secondo(i)の前に提供される品だ。少し格式を上げ、リストランテなどというお高めの空間に至っては前菜、スープの後に登場し…メインは魚料理と肉料理が用意されるために魚料理の前に登場し、おのずと品数が増える。シェフの思考(嗜好)、お店のスタイルによりパスタ料理自体2品用意される時もある。
さて【私のパスタランキング】と成れば…
3位:カルボナーラ
生まれて初めてカルボナーラという言葉を知ったのはTVだったか、コンビニだったか田舎の少年でもそれぐらいは耳にしたことがあった。ファミレスのメニューでお目見えすることが東京に足を運ぶまでは常だったか。クリーム系のパスタソースといえばこれに替わる物はないだろう。
卵のソースであり「卵黄」が主。『卵白』を使う、入れる、入れない論争が私の周囲ではよく起きそれが酒の肴になったりもしたが最終的には甲乙つけられることがなく総じて旨いことに変わりはない。
パンチェッタ*1、卵黄(+卵白)、黒コショウ(粗挽き)この3つが【カルボナーラ】の決め手となった。
そこで合わせる【パスタ】は平打ちのロングパスタか、はたまた筒状の形をしたショートパスタか。とにかく濃厚クリームソースと上手く絡ませることが最終目標となり、食べる方の口へ運ばれる、フォークでリフトアップされた際にソースとパスタが離れない相性のものが良い。
例をあげるならば…【パッパルデッレ】よくいう平打ちきし麺タイプの【タリアテッレ】よりも幅が広い物。馴染みが薄いものかもしれないがタリアテッレよりも玄人感が強い。
ショートパスタでは、【リガトーニ】か。
ショートパスタの王道でいけば【ペンネ】かもしれないが、ここも敢えてより筒を長く仕上げ、メーカー(仕込む人により)表面に線が入りよりクリームソースを絡めてくれるパスタ。ロングパスタよりもショートパスタの方が形状の厚みが増していることが多いので茹で時間はより長く必要だがそこは致し方あるまい。
【私のパスタランキング】
2位:トマトソース
こちらもイタリアンでは至極当然のトマト料理のひとつ。個人的な好みとしてはシンプルにトマトソースと香りが強い新鮮な、形状が大き目のバジルの葉を一枚添えるだけ。パスタとトマトソースのみのシンプルスタイルが好みだ。トマトの旨味を強く感じることが出来、バジルの強い香りがアクセントになり飽きが来ることなく完食できる。合わせるパスタは【キタッラ】ギターの弦のよう、ギターの弦で伸ばした生地をカットし作られるパスタゆえそんな名前が付いたと記憶している。【タリアテッレ】に形状は、傍目は似ているが【タリアテッレ】よりも厚みがあり断面を見ると四角い形状が特徴だ。
シンプルなトマト―ソースに【キタッラ】を和え、大きいバジルの葉を1枚。魅力的なパスタの完成だ。
【スパゲティポモドーロ】なんてよく耳に目にしたが、トマトソースもクリームソース同様のことパスタがソースを拾う、逃がさないことが前提であり美味しく召し上がるにはという観点からパスタの形状、厚みが増していったのかもしれない。
【私のパスタランキング】
1位:アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ
にんにく、オリーブオイル、鷹の爪で構成されるシンプルなソース。これに逃げるわけではなく、これを選ぶ。クリームソース、トマトソースよりもシンプルであるが故にごまかしが効かず火の使い方、オリーブオイルの量、乳化の技術で味わいは大きく分かれる。これはもう作り手と食べての相性でしかないのかもしれない。
このシンプルなソースには【スパゲティ】欲を出せば【リングイネ】を合わせたい。
【スパゲティ】1.8mmが私は黄金率だと感じている。パスタの太さはメーカーによって右往左往するが食べた時に「旨い」と自然に、素直に感じる事が出来たのは【1.8mmのスパゲティ】だ。
【スパゲティ、スパゲッティ】とよく似た言葉で【スパゲッティーニ】とあるがこれは太さが細いことで表現されている。1.8mmのパスタ、1.6mmのパスタを食べ比べると口の感じ方では明らかに太さの違いを大きく感じる。たった0.2mmだがその差は大きい。勿論茹で時間も変わって来る。町場のランチタイムで提供されるパスタ料理はとにかく回転数を上げたい、早く提供しなければいけない時間との闘いがシビアな為に【スパゲッティーニ】細いタイプで提供するお店も少なくはない。効率的であるのも含め【スパゲティ感は】揺るがずに【スパゲッティーニ】を提供していることに嘘はない。ただ、ただ…口に運んだ際、味わいは「スパゲッティよりもスパゲッティーニの方が細く感じるのだ。」
…と定番の【パスタとパスタソース】をネタとさせて頂いた
【私の○○ランキング】
その他、ランキング外で推しの1品を登場させれば
である。