今週のお題「防水グッズ」
介護現場で入浴介助は当然のことながら発生する。
その場は水に濡れた場所であり、自分自身がお風呂浴槽に入るわけではなく、シャワーを浴びることでもない。
お風呂、入浴に介助が必要な方をサポートする。
タイル等で舗装されている足元は濡れ、ボディソープ、シャンプーなどで滑りやすくなっている。
その中で入浴介助をするが万が一でも足元が滑り介助する側がズッコケてしまってはならない。利用者の転倒リスクを減らさなければいけない。
自立歩行、立位に不安があるからこそ介助しているのだから足元の安全確保は絶対だ。
入浴介助が未だはじめて間もない頃は知識も、現場数の少なさからかどこか軽く見ていた感じがあるのかもしれない。当初は一般的なサンダルを履き対応していた。
しかし、入浴介助の回数を熟し利用者の状態を一人ひとり考慮していくと介助側の足元の踏ん張りが効かない状態を自ら作り上げていることに気が付いた。サンダル履きでは。
サンダル履きでは当たり前だが、指先側、踵側両方から水にしろ、お湯にしろ足裏に浸水してくる。この浸水した水分がサンダルのソールと足裏の間に保持されてしまい足元の踏ん張りを不安定に導く。併せてタイルとサンダル面でも水分の摩擦によりバランスが悪くなっている状態だ。そのような状態で足元に気を取られ利用者に集中出来ない瞬間は危険だと捉えた結果
[アトム] レインシューズ カルックス 迷彩 24.5 cm~25.0 cm
を導入。
ポイントは
作りがスニーカータイプでありソールのクッション性が高い。ランニングシューズのような履き心地の為に疲労感が少ない。予想よりも浴場のタイル素材との相性も良くグリップ力があり足の踏ん張りが効く。全長が膝下程度まで被さることで怪我のリスクも低減される。素材がマリンスポーツ等で使用されているウェットスーツタイプなので軽量でありフィット感が強いのにも関わらず疲れない。(※締め付けによるうっ血の心配がない※)
簡易的なサンダル履きを止め
[アトム] レインシューズ カルックス 迷彩 24.5 cm~25.0 cm
に履き替えたことで入浴介助に専念でき、余計なリスクが頭を過ぎることがなくなった。
補足できるとすれば、サンダル履きでの入浴介助は「素肌」で足を露出している状態でもあり可能性は低いが感染リスクも頭の片隅にあったので、こちらも巧く回避できたと感じている。
視点を変えれば【アトム】さんの防水グッズは多様に活用できそうだ。