「オレンジ色というよりは…」
わたしが初めてこのオレンジワインという類がグラスに注がれているのを目の前でみることが出来たのは東京、銀座にあるアルマーニタワー内、10階に位置するアルマーニリストランテだ
1つ上の最上階11階はBar prive(プリヴェ)…久々にネットで閲覧しにいくと旧店名”プリヴェ”となっていて現在はワインラウンジと称されている
リストランテ利用ゲストが食後酒とドルチェをゆっくり楽しむ為の場所
(過去の認識…煙草、シガー用途のフロアでもあった)
世の中に”オレンジワイン”と称される銘柄、作り手は数多く存在するが…
アルマーニ リストランテのワインリストに当時オンリストされていた”その銘柄”は
イタリア語をかじっていた程度の当時でもこのワイン名、生産者、ブドウ品種を把握するのに時間を要し、イタリア語かどうかも不明だった単語たち
ヨスコ・グラヴナー【生産者】
リボッラ ジャッラ【ブドウ品種】
アンフォラ【ワイン名】*1
※ワイン名「アンフォラ」はキリがない情報量だったりもしますので割愛させて頂きます 上記、脚注はほんの触り程度として掲載させて頂きました※
このワインがグラスに注がれた時に感じたのは
- くすんだ色
- 茶色?
- 濁った液体
- 事前情報”白ワイン”を簡単に裏切る
ホント。。。誉めている様には取れないと思いますが「驚きながら誉めている言い回し」とでも言いましょうか …そんな感じでした 口に運んだ際の味わいも非常に個性的です「苦いとか、液体の濃さ、ぶどうの凝縮感」ワインとしても特徴があまりにもあり過ぎて度肝を抜かれた記憶です この時、尊敬するソムリエがこのワインのサーヴの仕方としてゲストへ…
『セラーから取り出しテーブルでグラスに注いだ時のワインの温度を1杯目として、ボトル1本約720mlを6杯取り(1杯120ml以下で注いでいき)ワインボトル自体は氷をいれたクーラーへは差し込まずに、テーブルへそのまま置きます 要は冷えを楽しませるのではなく常温を最終地点と仮定し飲みながらワインの温度が上昇し液体の表情が変わるのを味わってもらうことを目的としたようです』
正直、知識がなかったわたしとしては目を見張る物でした これがあったことで私の白ワイン常温呑みがはじまったキッカケかもしれません
”オレンジワイン”という言葉、どういったワインを指すのかは後に”このワインと作り手”を調べるようになって知ったと思います もともとイタリアワインの好みでいくと北側に興味がありましたフリウリ・ヴェネツィア・ジューリアの方 地図上でイタリアの北側、国境付近までいくと「オーストリア」『スロヴェニア』に隣接する地方です
このヨスコ・グラヴナーのワインを調べていくとスロヴェニアと国境を跨ぐというような情報も得られます そして当然のようにこの付近、イタリア、オーストリア、スロヴェニアを3点で結ぶような場所に位置するワインがあれば好んで調べたり、手に入れることが出来れば呑むというような状態にはまっていったのは言うまでもありません
フランス産”白ワイン”の奥深さ、旨味とはまた種類が異なった個性を明らかに強烈に感じるので深入りしたと言いましょうか…語彙力がなく綺麗に伝えられるような文章を生むことが出来ませんが「ハマると”沼”な三角地帯」とでも申しましょうか…書けば書く程に口にしたくなる衝動に駆られることは間違いありませんので、これくらいにしておきます
今回このテーマで書くきっかけとなったのはコチラ↓
↑この呼びかけをされているインポーターさんは…
併せてこの記事を閲覧する1週間前だったかに…
イタリア/ベネチアが【危機遺産】*2として某ニュースで読み上げられていた…この2点が理由です
ベネチアは危機遺産ですか?
水の都ベネチア「危機遺産」ユネスコが勧告 「オーバーツーリズム」や気候変動など 国連教育科学文化機関(ユネスコ)は7月31日、「水の都」として名高い世界遺産のイタリア・ベネチアについて、存続が危ぶまれる「危機遺産」への指定を勧告した。 9月に開かれるユネスコ世界遺産委員会の会議で採決される。2023/08/01 google.com
そもそも話の規模が大きすぎてわたしには祈ることぐらいしかできませんが、なんとか危機遺産登録は回避して頂けたらなと思います
ワイン、料理、言語、映画と憧れる土地イタリアでございます
*1:ワインのアンフォラとは?
「アンフォラ」とは陶器の器の一種で、ワインをはじめとした様々な液体や物品を運ぶために用いられた素焼きの容器の総称です。 紀元前15世紀ごろのレバノンからシリアの海岸に現れて古代世界に広まり、古代ギリシャ・ローマにおいては、ワインやオリーブ・オイル、その他の必需品を運搬・保存するための手段として用いられていました。2020/07/02 google.com
*2:危機にさらされている世界遺産とは、ユネスコの世界遺産登録物件のうち、その物件の世界遺産としての意義を揺るがすような何らかの脅威にさらされている、もしくはその恐れがある物件のことである。日本では単に危機遺産と呼ばれることも多い。本項目でも、以下「危機遺産」と表記する。 ウィキペディア