開始から約8分経過すると初めてセリフを発する
その後、2語目は後の3分後
全体を通してこれだけセリフが少ない映画を多くは観ていない
セリフが少ないのに感情やシーンの展開がしっかり伝わる
監督、演出家の器量、裁量か?
最初はなにかのドキュメンタリーを見せられている感覚になった
主人公であろう女性も表情も表現もとても薄く、小さい
日々を過ごす環境も地方、田舎でありデジタルとは程遠い設定だ
主人公の”クリス”は叔父さんに「クリスティーネ」と呼ばれているように聞こえるが
日本語字幕では『クリスティーナ』と表示されている
叔父さんは彼女を”クリス”と呼ぶ
彼女の【意思と本心】がみえるようでみえない作りをしている作品
12年もの間、叔父さんと2人だけで一緒に暮らし続けている
勿論理由はあるが…
後半には、前半になかった”クリス”の感情や意思が前に出てくる
叔父さんの気持ちも少ないセリフの中で強く伝わる
話は変わるがこの映画作品とは真逆をいったセリフやシーンが多すぎて時間内にまとめるために全てのセリフを早口で撮影したらしいのが映画【ソーシャル・ネットワーク】だったはずだ
こちらは時代もあったのか意外とハマり、数回繰り返して観ていた記憶がある
今回の映画【Uncle/わたしの叔父さん】は英語ではなくデンマーク語だ*1
デンマーク語の作品では映画ではなくドラマだが好きな作品があり思い出した
デンマーク語は独特の発音とリズムに聞こえ、特徴がある
なんだかテンポがイイ
聞いていてうまく単語は拾えないが好きな言語ではある
流石にデンマーク語を学ぶところまではいかないが
話は【映画Uncle/わたしの叔父さん】に戻るが…
作品中に登場する食事の内容や、スーパーでの買い出し中に映る物が少しドイツ色を感じる 言葉も少しドイツ語に共通する所もあるように感じた
映画、海外ドラマに登場する食事のお皿の中身は現実で見るよりも不思議とよりいっそう魅力的にみえますね