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【頭陀袋の活用方法を知っているか否かでは結果が大きく違ってくる|PHP3月号 No.898】

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ずだぶくろ
【頭陀袋】
1.
頭陀の僧が経文・布施(ふせ)などを入れて首にかける袋。
2.
死人を葬る時、その首にかける袋。

google.com

 

 

 お恥ずかしいが私は頭陀袋と聞いてパッとは頭に絵が浮かばなかった。記事を読み進めた上で理解出来た。

 

出典:PHP 2023年3月号 通巻898号

 

特集:「ひとり」の時間がいい人生をつくる

|いい言葉 いい人生

 

【ピアニスト 室井摩耶子さん(むろい まやこ さん)】

 

「過去や未来ではなく

今日を生きたい」

好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。

そうやって自分に正直に生きてきました。

 

P.44~【なんでも入る魔法の袋】

…「心の頭陀袋にすべて放り込んで

前を向いて生きてきました。」

…まわりからすると悩みがないお気楽な人に見えちゃうみたい。

 もちろん、怒ったり、悲しんだりすることだってあるんですよ。でも、そういう感情は、すべて心の頭陀袋に放り込んでしまいます。若い方には、頭陀袋がわからないかしら。頭陀袋というのは、お坊さんが托鉢のときなどに首からさげている袋のこと。今でいうショルダーバッグのようなものです。

 その袋をイメージして、嫌だなぁと思ったらポイ、悲しいなぁと思ったらポイ。「楽しい!」「おもしろい!」と思ったことも、その袋のなかへ。なんでも入る魔法の袋なんです。一度入れてしまえば、細かいことは忘れてしまいます。

 ただ、袋そのものは捨てません。実は、この袋のなかで、感情や経験がお酒のように発酵するんです。この歳まで生きてきたから、私の頭陀袋はもうパンパン。それが表現者としての血肉になっていて、必要なときに取り出します。…

室井摩耶子 オフィシャルサイト

 

 解釈の仕方は人それぞれだが、私にはネガティブやストレスを得てしまったときに、「どう綺麗に逃がしていくかという技術ではないか」と解釈した内容だった。十代や、二十代の内にこの技術を知りたかったとも思う。当時、より多くの読書をしていたら得られていたかもしれない。ピアニスト室井さんのような考え方、気持ちの整理の仕方は自ら構築することは難だと思う。やはり本で知ったり、教えて貰ったりすることで後にうまく利用できるのではないかと私個人は想像した。

 

 先月7日、夕方15:00くらいだったか突然に仕事の現場で異動が言い渡された。日程は翌日から。あまりに突然過ぎる。まぁ…なんだかんだ予想はしていた事でもある。しょうがないことだ。

 異動して新たな業務が始まり約1か月が経過する。新しい現場の人達、業務でパートナーとなる人にも慣れてきたといえばそれまでだが…この業務パートナーがやっかいな人物だった。

 ひとことで表せば「口を開けばネガティブ、人の悪口、マイナスな要素、過去の自分自慢。」とにかくコレしか発さない口を持っている。

 「どうしてそうなんだ?」

私は常に思う。誉められたいのか?気にかけて欲しいのか?私は思う…

いつまでそのネガティブを続けるんだ…

 どんなにネガティブを繰り返し発したところでなにもポジティブは生まないと思うが、本当にどうしたいのだろう。とにかく会話すると疲れる。このネガティブな人間とこの先いつまでか不明だが、1日最低でも約8時間は一緒に業務を遂行していくことになるなんてあまりに想定外だ。

 

 しかし、おかげさまでこの記事「頭陀袋」を読んでいたことで少し気の持ちようが助かっていると言うべきところはある。知らなかったら、また昔の様にメンタルケアを行わなければいけないかもしれなかった。

 適材適所の様な知恵、知識を知るか、否かでは大きく結果は違っただろう。

日々の気持ちの逃がし方に雲泥の差が出る。

 

 とにかく… ストレスなんかで肌荒れなんて起こしたくない。

先人から得られる物は得て、日々楽しく時間を大切に過ごしていきたい。

ただそれだけだ。