車のダッシュボードに置いてある小説【海辺のカフカ(下)】

今週のお題「好きな小説」
多読というようりは、広読。
日々、本が置いてある場所はテーブルの上。
トイレ。
読み終えた本が並ぶ隣の部屋。
枕元。
車のダッシュボード。
現在、車のダッシュボードの上に置き読み進めている小説は
【海辺のカフカ(下)】
(上)巻を読み終えてから(下)巻を手に取るまでだいぶ時間は経過した。
半年は間が空いたのか。
思い出したように手に取り、購入をして今、真ん中ぐらいまで来た。
昔は、トレンドにあがる作家や本、あらゆる物において抵抗があった。
理由は不明。そういう性分だった。
徐々に歳を取り、逆のことをするようになっていった。
話題に上がる書籍等を先に読むような行動を取るように変わった。
取らなかったことで得た費用対効果は特にないだろう。
しいて言うなれば損をしていた時間を積み上げただけに感じる。
今。
好きな純文学作家の一人が雑誌のコラムで書いていた。
「新しいものばかり追っても、読んでも…」
そこに少しだけ悦に入ったような自意識過剰な感情もあった。
後で考えればそれは古き、新しきを理解している側の人達が対象であって自分のようなことではないことにも気づく。
【カフカ】
という言葉に惹かれることは多い。
フランツ・カフカの書籍はまだ読めていない。
本屋に足を運ぶと、探したり、手に取ったりは幾度となく繰り返すが未だ未読だ。
【海辺のカフカ(上)】
をはじめて読んだのは最近のことだ。
そんなに多くはないだろう積読を続けてきている私が拝読していても他の誰とも違ったような文章、言葉群だと感じている作品。
(上)巻とは当然物語の展開が変わり、よりディープな雰囲気が強い。
まだ読み終えてはいないが。
(下)巻では登場するキャラクター達の誰かが、誰かだけがフォーカスされるようなことではなく皆が深く映し出されている様に感じる。
言葉や、比喩も読み手を選んでいるようにも思う。
結末、終わりの展開は見えて来ず。
だが、どう転ぼうが読んで良かったと既に感じている。
私の中の【好きな小説】の1冊にカウントされる。
物語が好きか…でもあり。
書かれている文章が好きで。
言葉の表現が【好きな小説】の条件なのかもしれない。