今週のお題「あまい」
…から即座に連想された単語は「甘い」アマイだ。
【甘】が瞬間的に直ぐに頭の中に浮かんだ。
あまい「甘い」→あまみ「甘味」→かんみ「甘味」こんなところだろうか。
ピスタチオ
大人になってからあまい物を繰り返し口にするようになったきっかけは【ピスタチオ】にある。はじめてピスタチオ味のイタリアンジェラートを食べたのは30代になってからだ。一瞬で虜になった。「旨過ぎた」これにつきる。あまいだけではない、味の深みなのかナッツ独特の風味、香ばしい感じがとにかく手を休めさせることなく舌に乗せたがる。
この時からDolceを選ぶ際には【ピスタチオ】がその皿に使われているか否かは自然と意識するようになった。メニューを食い入るように無言で見つめる。
ジェラート
アイス、アイスクリームでもなく「Gelato」をイタリアンというカテゴリーで食べる様になりあまい物はあまいだけではなくなった。詳細にジェラートがアイス達と何が違うかは上手に説明できないが…「とにかくジェラートは美味しい。」その辺でアイスをカップやコーンに詰めてくれるお店でお金を払うより何十倍も濃厚である。そこにティストが選べて【ピスタチオ】味が存在すれば有無も言わさず選択するメニューは確定している。
たまに出会うデザート菓子でクッキーなどを使い【ピスタチオ】ティストのアイスを挟んだものにありつけると至福だ。とりあえずあまいだけで済まない。
溶けないGELATO
わたしにはパテシェの先輩がいる。もう顔をあわせなくなって8年くらいにはなってしまうだろうか。後にも先にもこの人の影響は大きい。いまは自身の店舗も構えているようなあいかわずな上昇志向なお方だ。技術もさることながら、この方のDOLCE、ひと皿は五感を刺激する。知識がなくとも楽しめ、知識があればあるほど深くその技術に感銘を受ける。
この方が皿に盛るジェラートは溶けない。
不思議だが弟子達が見様見真似でやるがジェラートを皿に盛ると数分で溶けだす。当然だ。冷たい物を温度があり冷たい所から温度が上昇していく場所に形を変え乗せられたら溶けだすことは自然だ。
しかし、この方の技術によりこの方が手に取りその技法で皿に盛ると他の人間が皿に乗せたジェラートの何倍も長い時間溶けずに、形を変えず存在する。
イコール味を維持、継続出来るということもプラスαだ。しかも「あまいし旨い。」
…とにかく不思議だった。
当時はよくその技術を観察していた。
汲み取れたことはとにかく冷凍庫から皿に盛るまでの流れは他と差はあまりないが、ジェラートをすくってから形状を整え、盛るまでの”それら”の扱い方に差があるというポイントしか拾えなかった。
まぁどうせ後輩である私がその技術に質問を投げても帰ってくる言葉は何時も
「なんでやねん…」
で終わりだ。
Gelato shop「GROM」
いまはもう撤退しそこに存在しないジェラート店「グロム」
とにかく美味しかった。ジェラートしか販売していないお店なんて田舎者の私からしたら不思議だった。田舎じゃお店に入ったらある程度なんでもござれの様な何点かの用をたせないと需要が減り直ぐに客足が遠のく。田舎特有の風習みたいな流れがある。
この「グロム」には新宿三丁目をたまたま歩いていたらオープンしていた。やはり【ピスタチオ】味が食べたくなり入店し購入。
コメントは「過去1番に濃厚ティスト!のジェラート」だった。店舗型で買える、食べられるピスタチオジェラートにおいては、後にも先にも「グロム」のジェラートが私の中ではNo.1だ。
東京四谷の【あまい】お店
いつになるかわからないがこのお店には足を踏み入れたい。
「DOLCE」「GELATO」をわたしに教えてくれたパテシェ、いまでは経営者の御一人だろう…が構える店舗。