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【「メディア音量」と「通話音量」の操作の違いがわからない|スマホ操作/LINE通話】

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デジタル介護=個人的に命名。父と母の所有するノートPC、スマートフォンの不具合対応を私がおこなう事。勝手に表現している言葉。

 

【デジタル介護】を思い出したようにgoogleで検索してみたら正式にあるようだ…

AI搭載のロボットが夜の介護施設を巡回し、高齢者の睡眠の深さやトイレのタイミングをセンサーが自動で検知して職員に知らせる。 高齢化で介護現場の人手不足が深刻化する中、業務の効率化などを目的に国も推進する「デジタル介護」。2022/02/01

google.com

 

 

 今回の両親から私へのデジタル介護依頼、ミッションは【LINE通話】。

「父が所有のスマホで母の声が聞こえない」とのこと。

 

 

仮説

私の憶測。

  1. 母側のスマホでLINE通話のマイクオフ設定がされていることに気が付いていない
  2. 父側のスマホでLINE通話の設定でミュートを押してしまっている

とりあえずこんな予想を立てていた。

 

検証

不具合対応当日。

 まずは事象の切り分けのために母には申し訳ないが、母側のスマホから拝借。

(母の方がスマホ利用開始から日が浅い為。あわせて父は無駄にプライドが高いので疑う不具合を先に母側へ向けた。)

母のスマホから私のスマホへLINE通話をかける。特に双方問題なし。

 次に父のスマホを使い、同じくLINE通話を私のスマホへかける。これも双方問題なし。

 ここで母のスマホからの起因はなくなったので、事象の関係性から母のスマホは消えることになる。

 疑うべきはやはり父のスマホの設定。再度、父のスマホからLINE通話で私のスマホへ着信をさせ。通話接続状態にする。

 今回は、双方をスピーカー状態にして検証。どちらも特に問題なし。

 

…ということはスマートフォンは正常値。この後に疑うべきところは父には申し訳ないが父の”耳”だ。

 数か月前に体温計の計り終えた音が耳で拾えなくなったことを思い出した。

併せて外に出かけた際は胸ポケットに入っているスマホの着信音にきづけない。(※私や母はこの音に気づけている。)

 

 修正箇所はスマートフォンの【通話音量】だ。

さっそく父スマホと私スマホを「LINE通話」で接続状態のまま父スマホの右横にあるボタン、上にある方を押してみる。

結果と対応 

結果、ビンゴ。

スマホの画面の右端に【通話音量】が表示された。しかもボリューム値、音の大きさは【最小ぐらいの値】になっていた。これは父は聞こえないだろう。静かな場所だから私も聞こえるが…いまの父の耳の状態ではこの音を拾うのは無理だ。

対処として直ぐに【通話音量】の値、ボリュームを最大にして父にスマホを返した。

改めて母スマホから父スマホへ「LINE通話」を試す。

結果は父「聞こえた」。

 はい。問題解決。ミッション完了。

事由

 今回の致命的な問題。

日ごろからスマホを耳にあて通話をする行為に慣れない高齢な父と母。

まして父は聞こえづらくなってきている耳の為、自分で意識して「音量」を最大にするクセはついている。

スマホの操作で「音量」を最大にするクセがついているのに今回自分たちで解決出来なかった理由は【メディア音量】と【通話音量】の操作の違いだ。

 

 父のスマートフォン操作で「音量」を最大にしておこうと事前に対応すると、”通話”していない状態でボリュームを上昇させる操作をするのでスマートフォンの画面では【メディア音量】が上昇するだけ。

 【通話音量】のボリュームを上昇させる為には例えば「LINE通話」で相手と通話接続状態でボリュームを上昇させる操作が必要。通話中にスマホ本体横にある上側のボタンを押さなければスマートフォンの画面には【通話音量】の表示がされない。(※多分、スマホを耳にあてたまま通話音量を上昇させるボタンを押していくやり方は父には無理だ。)

 流石にこれはうちの高齢者には難解かもしれない。まぁ1度上昇させた【通話音量】を下げなければよいだけだが。なにかの拍子に下げてしまったから起きた今回の事象だろう。

 

一見落着。

 

終わりに

 今回のスマートフォンの不具合と関連はないが、父は半年以内に運転免許更新と同時に「認知機能検査」が待っている。

こればっかりは本人がいくら「大丈夫」と騒いだところで試験をパスしなければどうにもならない現実だ。

 正直、私は父の耳が弱ってきている昨今このさき運転免許更新はおだやかではない。

今回の「認知機能検査」も受かって欲しいのかもあまり何とも言えない。

 ただ父の行動制限がかかってしまい、趣味、日々時間を費やしている【囲碁】の集まりに参加することの足かせにはなって欲しくない。

 この日、偶然にも「運転免許 認知機能検査対策」の本を新聞の広告欄で目にした。すぐさま父に贈ることにした。まだ試験当日まで時間はある。この本を少しでも読んでくれれば気持ちも違うだろう。

 

 

2023年3月28日 5:19分更新

 昨日、3月27日の夜に近隣の自動車教習所で「認知機能テスト」を含めた高齢者免許更新が無事に合格できた連絡をLineでもらえた。

正直、「良かった。」

ホッとした感は大きい。小さい可能性だったが心のどこかで落ちてしまう、不合格も考えられると考えてしまっていた。

まぁ失礼な話だ。

そんなことを一掃するように「満点で合格出来た」という知らせがきた。

父を見くびり過ぎたかもしれない。

とりあえず「お疲れ様」とLINEの返信はした。

「おめでとう」を素直に文字に起こせないところが私の良くない部分でもある。

 

 父には自分の囲碁を楽しく続ける為にも、母と買い物に行き続けるためにもまだまだ車は安全に好きなように運転を続けて欲しい。

余談は、教材のプレゼントは結果に繋がったと思いたい。