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【ドローン操縦士 回転翼3級認定試験】

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今週のお題「試験の思い出」

 

2018年

DPA 一般社団法人ドローン操縦士協会認定校へ足を運び ドローン操縦士回転翼3級認定証を取得

 

きっかけは安易であり深くはない

何か人と違った資格を所有したかったのと、その当時ドローンに関するニュースを頻繁に漁っていて無駄に可能性を妄想する日々だった

 

資格取得の為には2つ「フライトコース」と「ビジネスコース」を修了し卒業試験をパスすることで回転翼3級が取得出来た

どちらのコースも2日間要する

  • 座学0.5日(担当講師の授業をテキストに沿って聞く)
  • 実技1.5日(1人インストラクターが付き必要技能を実践)

 

その当時スクールで使用したドローンの機種はDJI Phantom4 Pro

全体が白くよく見かけるモデルだ

安定性があり機体の中央、下部分にカメラがジンバルをつたい設置されている

実技会場にはバッティングセンターのようにネットが張られている

ドローンを誤操作でスクールから飛び出させない為だ

 

「フライトコース」の特徴はとりあえず手ほどき、スピードはあまり出さず操作

  • ホバリング、円移動、四角移動等
  • 25種類ある内の約20技能を1.5日間かけて習得

意外と甘くみていたのでのっけから慌てた ホバリング自体、初心者には困難だった

ただ機体を上昇させれば良いわけではなく機体のバランスを取り、並行を保ち上昇させ、空中で一時停止させ指定秒数機体を待機させる なかなか慣れるまで苦労する ドローンのプロペラの風圧が自身の機体を揺らし邪魔する これは想定外 ラジコンヘリを子供の頃操縦した方は楽勝かもしれない

 

次の段階、ビジネスコースは難易度が一気に上がり8の字飛行などがある

実際の空での飛行をイメージした内容になり、指の動作が忙しくなる

自動車教習所で例えれば前者は教習所内を走行、後者は路上教習へ

併せて速度も求められてくる

起点から到達点まで速度を上げていくが着陸地点手前で1度静止させてから徐行して地面に着陸させる その上、ドローンの機体が傾いて着地はNG 機体の足の部分4点を並行に下ろしていきやさしく地面に下ろす すべては指先の塩梅でしかない

 

物凄く手古摺った操縦は前進しながら斜めに上昇させていく操作と

逆に3、4M上昇させた起点から地上へ斜めに下降させながら機体を下げていく飛行機の着陸前のような動作だ 下降させるが着地してはいけないし 前進もしなければいけない 前進後退は当然のことだがプラスαで上昇下降があることで手数が増え頭の中がパニックになる またカメラ設置側が前なのだがここもあやふやになりがち 機体が左右に360度回転可能なので、いつのまにか機体の前後が不明になる

 

なんだかんだで全部の過程をクリアし卒業試験も1発で合格できたので、講習期限に余裕を持ち修了 追加の応用編を受講させて貰えた

応用編では操作するドローンの機種が替わりDJI Mavicになった 先のPhantom4とはデザインが違いカメラが機体の下ではなく機体のフロント部分に設置され下腹部はスッキリしている その分動きもシャープで自立浮遊機能を有している

「Phantom4」を空中に停止させる場合操縦士がコントローラーで機体を一定の場所に安定させる為に上下左右操作を指で微力操作し固定させる

「Mavic」は確かGPS機能だったと思うが操縦士がコントローラーから指を離すと、機体がその場所で固定され自動で浮遊し続ける

加えて「Mavic」には【追跡機能】が搭載されていた これは追跡対象として体験させて貰えたのだが正直言って相当気持ち悪かった

「Mavic」のカメラから私をターゲットとして指示操作 そうすると私が動きカメラの視界から逃れようしても自動で一定の距離を保ち永久に(バッテリーが持つ限り)追いかけてくる これは体験しないと気持ち悪さが伝わらないが言葉に表せない感情だった

 

斯くしてドローン操縦士回転翼3級を無事に取得

車の運転と明らかに違うのは視点が運転席ではなく、地上から自分の操縦するドローンを目視、またドローンコントローラー側のモニターに映る映像を確認しながら操縦することだ

メディアでよく見かけるドローン撮影はドローンの機体を目視する担当とドローンのモニター映像を確認する担当が2人3脚で成立している

知れば知るほど1人で絶景を撮影してくるドローン操縦士は物凄い技術力だと思う